北海道・札幌発・だべさ通信5

渋いドングリとすっぱいヤマブドウ

ドングリはブナ科の木の実の総称だった。

9月も後半。林の中に入ると、いい匂いがしてきました。枯れ葉の匂いなのか、それとも湿った土の匂いなのか・・・きっと両方の匂いなんだべね。
パンパンに太ったドングリがいっぱいついています。落ちるタイミングを今か今かと伺っているようです。

 

子どもの頃は、ドングリという1種類の木だとばかり思っていました。
でもそうじゃないんですね、ブナ科の木の総称で、カシ、ナラ、カシワなどだそうです。

今年も山はドングリの生育が良くないそうで、またまたクマ達が人里に降りてくるのではないかと心配されています。
ドングリの実って、デンプンがいっぱい含まれているのでとても栄養がある。
だから、山の動物達にとっては大切な食べ物なんですね。

 

 

 

ドングリは縄文人もアイヌの人も食べていた

 

ウィキペディアによると、縄文人や、ドングリのことを『ニセウ』と呼んでいたアイヌの人達も食べていたそうです。
でもドングリには渋いドングリとそうでないものがあるので、何度も何度も湯こぼしをして灰汁を抜いてて食べていたと書かれていました。

 

となると、動物達は渋いドングリを見分けて食べていたのでしょうか。
ロシアンルーレットみたいに、口に入れてオエっとしている様子は見た事ない。
想像するとちょっとおかしいね。
考えられることは2つ。
1つは、渋いのもぜんぜん平気で、人間が感じるような感覚を持っていない。
もう1つは、渋みは大人の味で、”この渋みはいいねえ” ・・・なんてドングリツウの大人のクマ達が食べる・・・なんてね。

 

 

 

 

 

こちらはヤマブドウ。
たわわに実っています。お砂糖をいっぱい入れて飲むジュースは美味しいけれど、そのまま食べたら酸っぱい酸っぱい。
もう、ほっぺたがキュキュっとなること間違いなし。

ヤマブドウもクマが大好きだけど、酸っぱくないのかね。
クマがキュキュっとして、もだえている様子も見た事ないけどさ。

 




 

 

本州では標高の高い所でしか見ることができないというナナカマドですが、北海道では街路樹に多いです。
7回カマドに入れなきゃ燃えないくらいすんごく固い木だそうなのでナナカマドって言うそうです。

もう、紅葉がどんどん始まっていますよ。

ナナカマドの赤く熟した実にも鳥たちがやってきます。
その味はいったいどんな味かしら。

 

 

北ナナカマドの白い花 >>
モミジが赤くなるのは散るまでその木に尽くすため>>


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