北海道・札幌発・だべさ通信5

ハチが出た・・はっちゃきツアーその11

足寄にしか生えていないという巨大なラワンぶきを見ようと、『ラワンブキ鑑賞ほ場』に寄りました。
なんでも、背の高さが3mにもなるんだと。ところが期待のフキは見当たらず、フキのモニュメントと『熊注意!』の看板があるだけです。

 

 

するとまもなく、窓の外でブ~~~~ン・・って音がしました。
あ、スズメバチだ。
黒と黄色のしましまパンツをはいた、人の小指ほどの大きさのスズメバチが、外からこっちを覗いています。
こーりゃ外には出られないわ。きっと、すぐ傍に彼らの巣があるんだね。

 

 

それを見た景子は
「うわあー!ハチだ!ハチだ!こっち見てる。どうしよう、うわまた来た!これはきっとおっかないハチだよ、早く早く車出しな!」
ハチが窓の外に現れるたび、大きな体をグイグイ私に寄せてくる。
スズメバチは、私たちに、これ以上近づくなといわんばかりに車の回りをグルグル回り始めました。
本当に車を出さないと危ないわ。

「いやだあ~、でっかいよ~、あ、よその車の人にも教えなきゃ、誰か行って来て~!」
車の中は、景子一人が大パニック。そのあまりのうろたえように皆は唖然・・・
この車の回りにハチがわんさか飛んでいるのにさ、一体誰がドアを開けてそれを言いに行くんじゃ。
逆にハチの方が、景子の恐れおののく顔を見て恐ろしくなって女王蜂に報告に行くかもしれないくらいだよ。
こういう時は、そっとその場を離れましょう。車はゆっくり動き出しました。

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幸いにも、この場所に車を止めたのは私たちだけだったので、むこうの車には影響はなかったみたいですが、念のため、蜂の事を伝えてその場を立ち去りました。
高校時代から体力はいつも一番でさ、仕事で何人もの患者さんを強靭な馬力で面倒を見ている景子なのに、虫と聞いただけでその大きなお尻が飛び上がる。

そこが私が景子の好きな所なんだけどさ。
あ、ハチだ!
「ギャ~~~~~」ウッシッシ。

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