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雪解けで、地面がたっぷりと水分を含んだ春。
フキの葉っぱに、大きな雫が鈴なりになっています。
早朝の太陽は斜め横から照らすので、雫は朝日を受けて、回りの景色を映し出しています。
しかもこの雫、私は朝しか見た事がありません。
■ フキは、葉の先から余分な水を水滴にして落とす
フキは、夜の間にたっぷりと水を吸い上げるので、余分な水は、葉の水孔(すいこう)と呼ばれる部分から排出するそうです。
水孔は小さな穴で、普段は呼吸や光合成のときに、酸素や二酸化炭素を出し入れしている部分。
でも、春の雪解けの時期など、たくさん水分を吸い上げたときは、余分な水を外に出す役目もするそうです。
時間は早朝、6時半頃でした。
去年もこの雫に出会ったのが、ちょうど今頃。
朝のうちだけ見る事ができて、太陽が登ってくる頃には消えてしまいます。
以前、もみじさんに
”フキのおしっこなんですって” と教えてもらいました。
確かに、なるほど〜、わかりやすい。
■ 水孔から水を排出するのは若いフキ
この場所以外にもフキは見かけるのですが、雫の下がっているフキがあったのは、この場所のフキだけ。
しかもみんな、小さいフキでした。
葉の大きさは直径が15~20センチくらい。
背の高さは、せいぜい20センチといったところでしょうか。
調べてみますと、このように水孔からたっぷりの雫を作るフキは、特に、若々しいフキだそうです。
きっと水を吸い上げる力も強いんでしょうね。
北海道の冬は雪で閉ざされてしまうけれど、春には雪の恩恵を受けて、たっぷり水分を含んだ土が現れる。
春の喜びに花を添える、フキからのニクイ演出。
まるで、春の宝石です。
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