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角食(かくしょく)を食べるのに、確かマーガリンがあったはず〜と、冷蔵庫を覗き込みました。
※説明しよう! ”角食” とは、食パンの事である。小学校の給食というものを初めて食べた頃から、あの四角いパンの事は”角食”と呼んでいた。たぶん、北海道で育った熟年世代の多くは、こう呼んでいるのではないだろうか。
ちなみに息子は、平気な顔で”食パン”と言っている。
私がいつか「”角食”って言うよね」と言ったら、彼は「ああ、食パンだけど、そうとも言うよね」と涼しい顔をした。
違うっしょ、北海道人なら”角食”だべさ!
もはや、彼ら若い世代の給食の献立には、”角食” という文字は消え失せ、”食パン”と言う面白くも何ともない普通の言葉に変わってしまったようだ。
あったあった、奥の奥に、久しぶりにマーガリンをみつけました。
カポッ!フタを開けると、中身は少しだけ隅っこに残っているだけです。
ちょうどいいわ、これを全部塗っちゃえばいいんだ。
チ〜〜ン!角食が、こんがりきつね色に焼けました。
さっそくマーガリンを塗ると、ジワ〜っと溶けたマーガリンが、ふわふわ角食に吸い込まれていきました。
いっただっきまあ〜〜す!
ウウ!!な、なんだこれ、冷蔵庫臭いしょや。
いつからそこにあったか不明のマーガリンには、すっかり冷蔵庫の臭いが付いていたのでした。
でもさ、もしかして気のせいも?パク・・・ウウ〜〜!!
でも、いたましいから(もったいないから)もう一口くらいパクッ・・・・再び ウウ〜〜〜〜!!えぐい〜〜
ダメだわ、本来ならチョーおいしいパンの中央部分よ、さようなら。
なんでも、美味しいうちに食べましょうね。