北海道・札幌発・だべさ通信5

一足早く、君たちに春

スポンサーPR

 

私の前には男子中学生の3人組が、ふざけ合って楽しそうに歩いています。
進むのがゆっくりなもんだから、彼らに、だんだん追いついてきちゃいました。
そこにむこうから、女子中学生の4人組が歩いてきましたよ。
歩道は両サイドに雪があるので、男子3人と女子4人が狭い歩道で交差する事になります。

 

 

すると、調子こいちゃった男子生徒のひとりが、女子に向かって言いました。
『なかなかいいね〜』。
したっけさ、そこはさすが女子だもの、
すれ違いざまに『あんたキーモイ〜』って言い返しました。
女子たちはケラケラ笑う。

 

 

言われた男子は、すれちがった女子たちに言い返しちゃおうと思ったんだべね。
振りむいたかと思うと、
『キモイのお前・・・』
ここで、私がすぐ後ろにいた事に気づく。
『・・・・・・・』
” 私か?? ” と、心の中で ちゃかしてみる。

 

 

男子たちは、それまでフラフラ歩いていたのに、いきなり無言で歩きだしたしょや。
こんな昼間に歩いているのはもしかして、高校受験の次期だからかも。
みんな、それぞれの道に進んでいくんだね。
いいなあ若いって。
おばちゃんたちが ”また雪降ってまいったまいった ” と嘆いているあいだにも、春は君たちの所に一足早くやってきたようです。

 


人気ブログランキングへスポンサーPR