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札幌駅の隣りにあるヨドバシカメラ。
会計を済まそうとレジに行くと、先に若いお兄さんがレジに立っていました。
見ると、カウンターの上には撮影済みのフィルムが5本置いてあります。
今やカメラはデジタルが主流ですが、フィルムもなかなか根強い人気です。
店員さんが、フィルムの内容をチェックしようとしましたが、お兄さんは私が後ろに並んだのに気がついて、 ”この人先にしてあげて” という手振りをシュッとして、クルっと向こうを向いちゃいました。
あ、すいません・・・
小声では聞こえなかったようです。
「ヨドバシのポイントカードお持ちせすか?」と店員さんに言われたときもお兄さんをチラリ・・・
「○○円です」と言われてお財布を出すときも、お兄さんをチラチラ。
こっち向かないなあ。
お財布をゴソゴソしたあとも、お兄さんをチラチラ。
お兄さんにしたら、” 自分より簡単にレジが終りそうなおばちゃんが来たから、先にやっちゃって ”
みたいな事だったと思います。
でもさあ、 なんとか会釈でもしてお礼の気持を伝えたいなあ。
商品を受け取ってお兄さんを見たら、こっち向いてる。
”どうも・・”
でも、お兄さんはまるで気づいていないような素振りで視線も合わせずレジへ。
若いがゆえの不器用さだね。
こういう時の自分の身の置き場に、いまいち慣れていないんだよね。
中年になると、たいていこういう場面では
『どうぞどうぞお先に』
「いいですいいです(けっこうです)」
『そんな事おっしゃらずにどうぞどうぞ』
「あら、いいんですか? ホホ」
『ええ、私は時間がかかりますから』
「そうですか〜、それじゃあお先に失礼しますう〜 ほほほ」
などと、色々とめんどうくさかったりする。
君はどんなふうに年齢を重ねていくのでしょうか。
デジタルの世界に変わってもなお、フィルムにこだわる君だもの。
柔らかさとか、深さとか、誰もが忘れていくフイルムならではの色を表現したいと思っている君に、おばちゃんはちょっと応援したくなりました。
おせっかいでしょうが、お礼に君の背中めがけ、おばちゃんパワーを注入させてもらいました。