今日ね、宅配便を頼もうと思って取りに来てもらったんです。
「まいどさまで〜す」
今日来てくれたのは40代後半〜50代くらいの女性でした。
『これ、お願いします』
「ハイ、お預かりします!』
彼女は端末の機械をピッピッピと操作しています。
「冷凍ですね」
『はいそうです』
ピッピピ
作業をしている間は声はかけられないけど、何かしらの和む会話もちょびっとしたい。
黙っているのもなんだか気が引ける。
彼女は操作を終えると、ポケットからメガネを取り出し、伝票を覗き込むようにして足りない文字を書き足しました。
私はすかさず、
『私も老眼なんですよ。小ちゃい字は困るもね』ホホホ・・・なんて言ってしまいました。
私の予想では、このあと
「ホントですよね〜、歳はとりたくないですよね〜 ははは・・・・」となるはずでした。
ところが、実際の彼女は
「・ ・ ・ ・ 」
そのあとは、「ではお預かりします」と、ひとこと言って荷物を抱えて行っちゃった。
もしや、老眼ではなかったのか?
近眼とか、そういうたぐいだったのかな。
私の勝手な思い込みで『老眼』て言っちゃったけど、もしかしたら、彼女は私が思っていたよりも、うんと若くて ” 老眼なんて失礼な・・・” と思ったかもしれない。
ああ、私はいつもこうやって、余計な一言を言ってしまうのです。
こんな余計な一言で、あとで後悔しないためにはどうしたらよいのでしょう。
そこで思う余計なことを言わないようにするためにはどーしたらよいのか。
『余計な一言を言わない4つの心得』
■ 安易なウケ狙いはするな
初対面の相手には、安易にウケを狙おうなんてしてはいけない。
自分は面白いと思っても、相手が面白いかどうかわからないじゃないか。
オジさんギャグがシラ〜〜〜とシラけるのと同様、オバさんギャグだって同じなのよ。
若い頃のデリケートだった頃の自分を思い出そう。
もし失敗すると、そのあとの時間をどん底にしていまう恐れがある。
■ 言葉が出るまえにひと呼吸
どん底ならまだしも、何気なく言った一言が相手を傷つける場合もある。
例えば、
「赤ちゃん、まだできないの〜?」 とか「女の子なの?じゃあ、次は男の子だね〜」とかね。
これはオジさん、オバさんが言う、よくある痛恨のミスに多いパターン。
自分が結婚したばかりのときに、年配の方から ”早く後継ぎ・・・” なんて言われたときは『家の為に結婚したんではありません』って思ったもね。
もし、今の自分考え方で同じことを言われたとしたら『そうですね〜〜なかなかこればっかりは ほっほっほ・・・』なーんて軽ーく受け流せるけれど、若いときはそうはいかなかったもの。
相手も何を言ったらよいかわからないもんだから、つい、頭に浮かぶことをが口の出ちゃう。
悪気はないんだけどね。何気ない言葉が相手を傷つけてしまいます。
言葉が出るまえに、一度グっとこらえて、ひと呼吸するクセをつけよう。
そうすれば、考える余裕ができて、安易な言葉が口から出るのを抑えることができる。
■ 相手を褒める材料を探せ
相手との沈黙の時間をどうにかしようと思ったときは、農耕民族の日本人特有の天気の会話『今日は暑いですねえ』などと、さしさわりのない話題をすることでよい。
その時間の中で相手を観察し、褒められる所を探そう。
『あら、そのピアス、かわいい』とか、『今日のヘアスタイル決まってるネ』とかね。
お世辞でも、褒められたら誰だって悪い気はしないもんね。
■ 話しは最後まで聞くんだ
話しが盛り上がると、ついつい調子にのっちゃって、相手の話しが終わらぬうちに、『だけどね・・・・』と、口をはさみたくなる。さらには話しの途中なのに『違うよ』なんて否定しちゃいたくなるときもある。
そんな時も、ググっと1、2秒こらえよう。
相手の言うことを最後まで聞いて『なるほど、そういう考え方もあるんだね』と相手を尊重し、それから自分はこう思うよ・・と説明をするようにしよう。
年齢が増すごとに、なーんか気が短くなってきているように感じる今日この頃。
そんな自分を自覚して、余計な一言を言わないように気をつけなくっちゃ。
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