PR
手稲駅の改札を抜けると、大勢の賑やかな声が聞こえてきました。
駅から続く広いホールに大勢の学生さん達が集まって、手書きのメッセージや募金箱を抱えて、東日本大地震の募金活動をしていたのでした。
募金を呼びかけるその声は、ホールに響く不規則な合唱のようです。
若い人達が頑張る姿を見ると、若さでは頑張れない中年の私にとって、それはとても輝いて見えます。
ああ、そうだった。小さな力になれるものがそこにあるんだもね。なぜだかわからないけど、私を募金箱に近づく勇気を与えてくれました。
震災以来、コンビニや近くのスーパーでも、募金箱が設置されているのをよく見ます。
でも、手の届く所にそれはあるのに、なぜだか飾りのように見えているのかもしれません。
誰かが誰かの為に声をかけるからこそ、そこに小さな勇気が生まれるのかな。
今まで3回入れさせてもらったわずかな募金は、私に小さな勇気をくれたお礼です。