北海道・札幌発・だべさ通信5

北海道と静岡を繋ぐ北大寮歌

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アマゾンから激安中古で購入した『ほっかいどう百物語(第4集)』。
その中に、北海道大学の寮歌の1つ『都ぞ弥生(みやこぞやよい)』の作詞者である横山芳介(よこやま よしすけ)という人の事が載っていました。
修行の足りない私が『都ぞ弥生』の詞をちゃんと理解するのは難しいのではございますが、北海道の自然が沢山表現されている寮歌です。

 


なんと歌詞の2番には、
『手稲の嶺(いただき)黄昏(たそがれ)こめぬ
雄々しく聳ゆる(そびえる)楡(ニレ)の梢(こずえ)・・・』
と、窓から見える手稲山も歌詞の中に織り込まれていました。

 

 

東京生まれの横山芳介は、東北帝国大学農科大学(今の北海道大学)の在学中に、この歌を作曲した同じ学生の赤木顕次と二人三脚で、『都ぞ弥生』の作詞を作ったそうです。

 

 

それでね、彼が卒業後、仕事で赴任したのが静岡県。
北大を卒業した後は、結局一度も北海道を訪れる事ができず、なんと46歳という若さで結核で亡くなったそうです。
現代だったら、もっと長生きできただろうにね。

 

 

『都ぞ弥生』の歌詞が書かれた碑は、北大校内、そして、静岡県にある、彼のお墓にあるそうです。
静岡県が、また少し身近になっちゃった。

 
<窓から見える手稲山 2013.10>

 
<牧草地から見た手稲山 2013.6>

 

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