北海道・札幌発・だべさ通信5

北海道の七夕は「ろうそくだーせー」だったのよ

PR

 

 

札幌は仙台と同じ8月7日が七夕です。
同じ北海道でも函館のように7月7日が七夕という所もあるようで、広い北海道は、地域によってその日も異なります。
北海道では、竹林はほとんどないため、柳の枝に願い事を書いた短冊を飾ります。
けれど私の回りでは、七夕の飾り付けや習慣は、ほとんど見られなくなっちゃいました。
今でも幼稚園では七夕飾りを作っているのかな。

 

 

以前は、夜になると子供たちがちょうちんやカンテラを持って集まってね、歌を歌いながら家々を回りました。
ちょうちんは紙でできているので、中の様子を見ようとか思って傾けたら、ちょうちんの中のロウソクが傾いて火が着いちゃっ事がありました。
カンテラっていうのは、『天空の城ラピュタ』で、パズーが洞窟の中で照らしていたアレです。
当時、実際に使っていたのは、横向きにしたカンカン(缶)に、持ち手の針金を付け、中にロウソクを立てたもの。
男の子が作るのさ。

 

 

♪ろうそくだーせーだーせーよー
だーさーないとかっちゃくぞ〜(引っかくぞ〜)
おーまーけーにくいつくぞ〜 (※歌詞はそこそこによって違うみたい)

 

昔はインターホンなんかないから、大っきい子も小ちゃい子も、みんなで声を出して歌いました。
♪ろうそくだーせーだーせーよ〜〜!!
家の中ではその声が聞こえると
「お!きたきた!」と、用意していたお菓子やロウソクをあげるわけ。
私が子どもの頃は、もらうのがお菓子だったら嬉しかったし、ロウソクだったらガク・・・・っときたもね。

 

 

まったくハロウィンに似てますね。
「ろうそくだーせー」(正式には『ろうそくもらい』というらしい)は、いつのまにか衣装が可愛いハロウィンに勢力を奪われてしまったようです。
寂しいしょや〜・・・
聞くところによると、今でもその習慣が残っている函館では、家庭で用意するお菓子のダントツが『うまい棒』だそうですよ。

 

 

 

人気ブログランキングに挑戦中です!ポチっと押すとランクアップ!
北海道のわけありメロン 送料無料