北海道・札幌発・だべさ通信5

北海道は会費制の結婚披露宴

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最近の結婚式で思うことは、形式や格式にとらわれない自由な式ということです。
今回の式は 『人前式』でした。
新郎新婦が永久の愛を誓うのは、神様じゃなくて、そこに集まる人たちです。
互いに指輪を交換して、誓いの言葉をのべました。

 

披露宴での祝辞も、ご友人や会社の同僚だけ。
昔のように、目上の方からの長くてかしこまった祝辞はありませんでした。
そういえば私たちの頃には必ずいた 『お仲人 』も、いないのが普通になったようですね。

 

お料理はフルコース。
安心のお箸も置いてあったけど、ここは、両サイドにズラっと並んだナイフとフォークに挑戦してみました。
お料理が変わるたびに、次はこのスプーンでいいんだよね?次はコレだよね?と、回りをチラっと見ながらぎこちないけど楽しい。
どの料理も美味しくてね、しかもスカートのゴムは、めいいっぱい引っ張られながらも、はち切れずにとウェストを支えてくれました。
いかったいかった。

 

北海道の結婚披露宴は普通『会費制』なので、
内地(本州)からのお客さんが戸惑うこともあるようですね。
会費は受付でお財布からパパっと払います。
身内や親戚など、ご祝儀も渡したいときは、会費とは別に渡します。
会費制ですから、引き出物はほんの心ばかりのものだけです。

 

この歳になると、なんせお葬式が多くてね。
おめでたい結婚式は、同じ式でも気持ちがいいです。

 

そうそう、今日ね、よそ行きの格好してたっしょ。
美容室から出て、エレベーターを探していたら、近くを通ったおじさんが戻ってきて、
「あ、エレベーターはこちらですよ」って、わざわざ案内してくれたんです。
「どうもありがとうございます」
「なんもなんも・・・」親切なおじさん。
したっけさ、手稲駅でも、切符を買おうとしたら、またまた見ず知らずのおじさんが来て、
「どこまで行くの?札幌?札幌はこのボタン、そ、そこそこ、このボタンね」
なーんて、またまたご親切丁寧に教えてくれました。

 

今日は、やたらおじさんに親切にされる!
よそから来た人に見えたのかな。
でももしかしたら、このよそ行きのヘアスタイルと格好で、ちょびっと美人っぽいマダムに見えたからってことない?
そうかも。
マダムに見えちゃったか?私。
信じるものは救われる。
だから、信じておくことにしようっと。

 

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