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その昔、我が家のひい爺ちゃんは、”ばくろう(馬喰)”という仕事もしていたそうです。
”ばくろう”というのはね、牛や馬の仲買人の事です。
聞くところによると、ひい爺ちゃんは肉牛を売る”ばくろう”さんで、隣町の小樽まで牛と一緒に歩いて行ったそうです。
早く歩いてほしいんだけど、ベシベシ叩くと内出血がおきるっしょ、そうなると、せっかくのお肉がダメになってしまうので、根気よく歩かせて行ったんだってさ。
当時はね、牛を売った代金のかわりに、お米や野菜なんかと物々交換もしてたそうです。
だから、物を交換する事を、北海道じゃ『ばくる』って言います。
”ぱくる”じゃありませんよ、ぱくったりしたらダメだべさ。あとでややこしくなっちゃうも。
”は”につけるのは、○じゃなくって濁点ね。
”そっちのおかずとばくってよ~”とか、”クリームいっぱい付いてるケーキとばくればいいべさ”とか使ったりするね。
『ばくる』をカワイイ形にして『ばくりっこ』と”こ”をつけたりもします。
お弁当のおかずを”ばくりっこ”しよう!・・なんてね。
子供の頃から知らずに使っている言葉だったけど、ちゃんと意味があるんだね。
そう思うと言葉は大切。
先人たちの暮らしの証を、言葉に残しているのだから。
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