大晦日の晩に、ごちそうが食卓を飾るのが北海道です。
いつだったかTVで『北海道では大晦日にごちそうを食べる習慣がある』と紹介したところ、”ええ〜〜〜!!”っと会場がどよめきました。
私は、それが普通だと思っていたから、逆にビックリしたもんね。
”年も明けけていないのにごちそうを食べるなんて”
”待ちきれないんじゃないの?”
”せっかちですね”
”大晦日は年越し蕎麦でしょ”
言われてみりゃ確かにそうかも。
おせちを見たとたん、もう元旦までなんか我慢できない!!食べちゃおう!
ってのが習慣になっちゃったのかな?
でもさあ、開拓時代の冬の食べ物は、きっと質素で大変だったと思うよ。
だからもし、お正月まで待ちきれなかったとしても、勘弁しておくんなせい。
家族が集まっていワイワイ楽しくダラダラとテレビ見ながら年を越すってのもいいんでないかい・・なーんて、北海道を同情的に思っていました。
けれど、ウィキペディアで『大晦日』の事を読んでいたら ”なぬ!これはもしや” という部分に出会いました。『古くは、大晦日の夜から一日が始まるため既に新年であり、正月の食事をとる家庭もある。
お年取りは、長野県などで行われるごちそうなどを食べる行事』
そうか『昔、大晦日は元旦だったのだ』
北海道は、昔の習慣の方を選んでいるという事なのかな?
な、なーんだ、北海道民はせっかちだったわけでも、我慢できなかったわけでもなかったのね。
むしろ、新しい土地でありながら昔の習慣を守り続けているのであった。
大晦日にごちそうを食べる習慣のある地域に長野県とありましたが、他に東北地方にもあるそうです。
その地域の人達が、『大晦日はごちそう』の習慣を北海道で根付かせたと考えれば自然みたいですね。
結論、大晦日にごちそうを食べる北海道人は、大晦日を元旦として考える昔の習慣が根付いていたからである。
いかったいかった。
したら遠慮なく、大晦日はごちそうだね。
スポンサーPR
PR