北海道・札幌発・だべさ通信5

十勝岳望岳台防災シェルターは100人入っても大丈夫

白金温泉の手前にある十勝岳望岳台に寄りました。
道路わきに雪が見え始め、標高が高くなってきたのがわかります。

 

 

途中で『立ち入り禁止』のゲートの横を通る。
この先って雪に埋まってるけど道路なのね。

なんだなんだ???キツネ?!
ヒョコヒョコと道路に出て来ました。

 

 

 

 

道路、渡りたかったのかな。
驚く様子もなく、すごすごと道路わきに寄ってくれました。
すんませんね・・

 

 

十勝岳(2,077m)は、毎年のように小噴火が繰り返されている活火山。
ここは、十勝岳望岳台です。

さむ!車を降りると風と空気が下界と違う。
登山の入り口にしかだっちゅうのに真冬の寒さです。
慌てて上着をはおる。山を甘く見ておりましたね。

 

 

 

 

十勝岳望岳台に、昨年新しく十勝岳望岳台防災シェルターが完成しました。

 

 

十勝岳望岳台防災シェルターは、十勝岳が噴火した時の避難場所として、昨年(2016年10月19日)十勝岳中腹の望岳台に建てられました。
登り見た目は普通の平屋の建物だけど、水道、水洗トイレ、浄化槽はもちろん、非常食やヘルメット、飲料水も備蓄。
自家発電機も備え、万が一のときは100人程度が収容可能だそうです。

 

 

 

 

中は広々、今は登山のシーズンではないせいか、人影はまばら。
私たちがいる間にやってきたのは、車が1台と、オートバイに乗った旅人がひとりでした。
まもなくすると、彼は写真の撮っている私の横をスすり抜けて、ブウォ〜〜ンとエンジン音とともに走り去っていきました。
しだいに静けさに吸い込まれていくオートバイの音と、放物線を描くようにモヤの中に消える小さな影。
かっこいい・・・旅人って、絵になるわあ・・・・・・・

 

十勝岳の1962(昭和37)年の噴火のときは、噴石による死者もでたそうです。
登山をする人はもちろんですが、たくさんの観光客もやってくるので、そんな時にもし噴火したら大変!
相手はなんたって活火山ですから、ケンカしても勝てっこないもね。

活火山の登山というと、御嶽山の噴火のことが思い出されますね。
この建物がシェルターとして使われないのが一番だけど、もしもという時は、その威力を発揮してもらいたいですね。

 
90歳になる母も、車から外にでて景色を眺める。
「ひや〜、たいしたもんだねえ」
本当にねえ、さすが北海道だわねえ。でも寒いから、そろそろ温泉に行きましょうか。
ここから白金温泉へは車で3分ほどです。

 

 


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