十勝川温泉は植物から生まれたモール温泉。
遅い夕食のあとに、露天風呂に浸かって、ハ~っと深呼吸をしてみる。
暗闇にほんわり浮かぶ湯船の色は茶色くて、すくってみるとトロトロしてる。
本当だ、植物の化粧水のようだね。
太古の昔、植物は長い時間を過ぎるうちに、炭化したものは石炭になりました。石炭までは炭化していない植物は泥炭という地層になりました。偶然、泥炭層の中を温泉が通った時、そこに含まれる植物の有機物が温泉にとけ出し、腰痛や皮膚病、運動障害などに効く、世界でも珍しい温泉になったという事です。
地面のずーっと下には、人間の生活にとっても役に立つものがいっぱい眠っていますよね。
金銀はもちろん、他の鉱物や石炭に石油。
でもね、人間が鉱物を掘った後の鉱山は、その断面が空気に触れると、途端に化学反応を起こし始めて、硫酸のような有毒物質が出来るのだそうです。だから、鉱山にしみた雨水などは、必ず中和して流さなくっちゃいけない。鉱山が閉山になった後も、坑内を通ってきた水の処理を地球が続く限り、続けていかなければならないのだそうです。
地球は人間に深く傷つけられて、あまりの痛さに硫酸の涙を流しているのかもしれません。
なのに温泉は、人間はもとより、すべての生き物に優しいね。
”ほら、温泉をあげるよ。どうだい、暖かいだろう”って言ってるみたいでさ。
地球ってえらいよ。
自分はそんな、広い・・いや大きな心は持てないね。
タオルを頭の上に乗せて、あ~気持ちいい。温泉を有り難うね・・って言うくらいかな。
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畑はじゃがいもの花がどこまでも続いていました。
よく見ると花の色がピンクのや白いのがあります。
種類の違うじゃがいものようです。
ホテルのロビーにいたヒグマ。
ベシって一撃でやられました・・・てか。
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