北海道・札幌発・だべさ通信5

叔母が想像した北海道の除雪風景とは

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茨城からやって来た叔母(婆ちゃんの義妹)を、ホテルまで送る車に同乗しました。
例年より雪の多い札幌は、市内の中心部にも、道路の両脇には除雪した高い雪山ができています。
プラスの温度が多いこの時期、車道にこびりついた雪も中途半端に溶けては凍って、ガタガタのそろばん道路になっている所もあります。

 

 

「道路が狭くなっているわねえ」
”ええ、除雪した雪が道路脇に山になっちゃってていますからね”

 

 

「この雪、除雪するのって大変よねえ、どんな人が除雪に来るの?」
”そうですねえ、主に建設関係の会社とかが、市から委託を受けて除雪する場合が多いんじゃないでしょうか”

 

「ふ〜ん、そうなんだ・・・・・」

 

「それって大変よねえ〜・・・・」

 
”そうですね、でも、年に2度くらいは、一斉にこの雪を持っていっちゃう(排雪)んですよ”

叔母は何処まで走っても続く道路脇の雪山を、しばらく見ているようでした。

 

「すごい人数がいるでしょ」
”え?ええ、そうですね・・・・・・??”

 

 

しばらくしてから気がつきました。
叔母の目にはきっと、スコップを持った大勢の建設関係の人たちが、延々と続く雪山をポイポイポイポイ雪をかいている姿が目に浮かんでいたのではないだろうか。

 

 

今まで考えてもみた事なかったけれど、人力で除雪している光景を想像したら、本当にえらいこっちゃ。
いつか聞いたラジオによると、毎年札幌市が除雪する距離は、大きな道路から小さな道までを合わせると、地球を簡単に一周してしまうんだとか。(4万キロ)
今年のこの雪じゃ、それをさらに上回るかもしれませんね。
道路脇の雪山を排雪するさいは、ロータリー車が雪をかいて、ダンプに乗せて運びますよ。

 

 

<2011.2月撮影>

 

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★雪の上でも滑らない靴