北海道・札幌発・だべさ通信5

夜歩く時の昔と今の違い

先日のクラス会の時は帰りが遅くなり、手稲の駅に着いた頃には夜も11時を過ぎていました。
ここからはタクシーに乗ろうかとも思いましたが、どうせワンメーターですから、サッサと歩いて帰ることにしました。


夜道はなるべく人通りの多い道を歩いた方がいいもんね。
何かあったら大変だもの。



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乙女の頃はというと、”何かあったら大変!”  の ”何か”と言えば、当然のことながら身を守ること。しかし、還暦を過ぎて縦より横幅の方が大きくなった今、守るべきはこのゴチャゴチャといろんなものが入ったバッグ、いやリュックです。少額しか入っていないお財布、買い物袋、非常事態に備えるためのスーパーのビニール袋にマスクに洋裁セットにキズ絆創膏。そして一番重要なスマホ。



大きな通りを曲がって住宅街に入ってくると、向こうの方からやってくる男性の影が見えました。その歩き方はスタスタでもなく、散歩?でもなさそう。その目的のなさそうな歩き方はなんなのよ。怪しい・・・・もしやひったくりかも・・・・
歩道のできるだけ端を早歩きする。ひやあ〜〜近づいてきたわ。
リュックの肩をムンギュっと握って早歩き。スタスタスタ・・・・・・



ほっ・・・・・大丈夫だった。
こんなに遅い夜道を一人で歩くなんてあんまりないから、ちょっとした恐怖感があるわね。
すると今度は向こうから1台の車がやってきて、私の少し手前で止まりました。
ギヨ!こんなところでなんで止まるんだ?
つけたままのライトが眩しい。もしや私が車の横を通ったとき、このリュックをむしり取る作戦だべか。

もし私が車の横にやってきたときに突如悪者が飛び出して、ウムを言わずにリュックを引っ張ってきたら、とっさにリュックを離すまいとするだろうけど、悪者が ”え〜い 放せ!このクソババア!” なんで強引にむしり取ってきたら、あっけなく取られちゃうと思う。
そうなったら仕方ない。怪我をするくらいならまんまと取られちゃった方がいいのかな。


そんなことを考えながらも、止まった車にどんどん近づいていく。
眩しいわ・・・車のナンバーは○○ー○○○○ね。もし何かあったら警察に言えるようにしておこう。
車は、エンジンとライトをつけたまま、ドキドキした私が通っても何事もなく、少ししてから振り向いたらブ〜〜〜ンと行ってしまいました。
よかった、何もなくて。


ドキドキが治らないまま自宅にたどり着きました。
今度から、夜遅くなったときは旦那さんに迎えにきてもらうとか、タクシー代をケチらないで乗って帰ってくるのがいいね。
ところでさっきの車のナンバーは?????そんなもん、覚えている余裕なんかなかったさ。


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