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高級マンションの中の撮影です。
今回は、照明機械を持ち込むので、いつもより、ちょっと機材が多めです。
旦那さんに
「絶対にそこいらへんにぶつけるなよ」と念を押されていました。
撮影機材ってさ、長くて大きなものが多いので、運び入れるときはすんごく気を使います。
もし新しい壁にコツンとぶつけてキズがついちゃったら大変だもね。
建築屋さんに案内されてエレベーターを降りた場所が、そのお宅専用の玄関フロアです。
金ピカの取っ手を開けて案内された部屋には、もうすでにオーナーさんの家具が置いてありました。
1枚板の大きなテーブル、ワイングラスが並べられた戸棚。
大きな窓には、はごろもが自慢の天女もびっくりしちゃいそうな、ひらひらレースのカーテンが、わーっと下がっています。
カメラバッグや三脚の置き場所に困っちゃうな。
「このテーブルは、かるーく3ケタはします」と建築屋さんが教えてくれました。
3ケタ!
ちょっとなでておこ。
和室には、アヤメのような花が描かれた小さな絵が2枚飾られていました。
「この絵は500万円だそうですよ、僕にはわかりませんが・・」
ご、ごひゃくまんえん!!
ほんとか?!
床の間に掛けてあるのは、中国の墨絵ふう。
殆どは余白で、中央あたりに山、少し下に船が描かれています。
もしかして、これもすんごいのかな。
「この掛け軸は600万円以上はするらしいですよ」
ろっぴやくまんえん・・・・
とにかく、バッグや三脚の足が家具などにぶつからないように気を使い、撮影は無事に終わりました。
帰りの車の中、旦那さんが
「もし、あんなすごい絵をもらったら、オレだったら売って別の欲しいもの買うな」
と言いました。
本当だよねえ。
もし、そんなのが自分の家にあったらさ、心配で心配で、夜も眠れやしないもの。
だいいち、あずましくない・・・(落ち着かない)・・・
人はそれぞれ『心が幸せと感じる物』が違うもね。
私は、納豆ご飯で口をネバネバさせながら朝のニュースを見ながらテレビに話しかけている時が、けっこう幸せです。
安上がりな人間でいかったわ。
っていうか、そんなすんごいお宝が我が家にやって来る事なんて、そもそもないから心配ないか。
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