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「昔の話よ」そう言って話し始めたのは、いつもウェーブのきいたカツラをチョコンとかぶったサチヨさんです。
「友達から、”デパートで宝石を査定しているから見てもらわないか?”って誘われたのよ」
宝石!
「亡くなった主人が私と結婚する時にくれたダイヤの指輪があったんだけど、夫は『これは100万はするんだぞ』なんて言ってたけどさ、本当かどうか気になっていたのよね。それでね、試しに見てもらう事にしたわけ」
へ〜、すごいですね〜。
「会場に行ったら、日本人の他にも外国人の鑑定士もいてね、もうそれだけで緊張しちゃったわよ」
そうですよね〜。緊張しちゃいますよね。それで、結果はどうだったんですか?
「それがあなた、いくらだったと思う”このダイヤを300万で売って頂きませんか?”だってさ」
うぉ〜!!さ、さんびゃくまん!凄いじゃないですか。
「でしょーでしょー」
それで300万円で売ったんですね。
「その時は止めたの。なんだか売るのが、いたましく(もったいなく)なってさ」
へ〜、それにしても宝石の価値って、歳月が過ぎるとどんどん高くなるんですね〜。
「それが違うのよ。友達が自分の宝石を売ったら100万で引き取ってくれたんですって。でもすぐに300万の宝石を買わされちゃったんだてさ」
あら〜、でも、100万引きで買ったみたいなもんですよね。
「いえいえ、友達の宝石は、100万なんて とうていしない物なんだってさ。つまりね、あちらは宝石を買わせるが狙いだったのよ」
そ、そうか!私なら、おだてられて、ついつい買っちゃうかもしれなかったしょ!
「ね、だからぽぷらさんも、宝石鑑定には気をつけてね」
それはそれはご忠告、有り難うございます。
ちゃんとした宝石屋さんが怒っちゃうよな悪徳宝石屋さんが、まだまだいるかもしれません。
皆さん気をつけて下さいね。私も気をつけなくっちゃな〜宝石持ってないけど、なんとなくさ。
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