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友人達と別れたあと、帰る方向が同じ俊子さんと、琴似から一緒に汽車(列車)に乗りました。
エスカレーターを登ると、ちょうど小樽行きの列車が発車するところです。
”小樽行き、発車しま〜す”
おお〜!最後の3段のステップはパタパタと駆け上がり、二人で滑り込みました。
「ぽぷらさん、動き速いわね」
「いえいえ、それほどでも」ほほほ・・・・
私が降りる手稲駅までは11分程度、俊子さんはその先、小樽との境目にあたる銭函(ぜにばこ)という駅で降ります。
アハハ・・オホホホ・・と会話は絶好調。
”まもなく、手稲、ていね、降り口は右側です”
「それじゃあ俊子さん、またね」
私が列車から降りて、ばいばいと手を降ったとき、そのアナウンスは流れました。
”次は〜小樽築港、おたるちっこうです”
なに!これは快速だ、俊子さんの降りる銭函駅は通過しちゃいます。
その瞬間、二人とも、振りやっこしていた手のひらも、ニッコリ笑った表情筋も一瞬固まっちゃった。
とたんにドアは無情にも ”ハイざんね〜ん” と、プ シュ〜〜っと閉じてしまいました。
小樽築港まで行って、普通列車で戻ってくるのには、けっこう時間はかかるわね。
もっとしっかり掲示板を見るべきでした。
私が手稲駅の改札を出て、少ししたとき、ピロロロ〜〜ン・・・メールが。
『我が駅を通り越しました』実況中継してる。
返信『無事の帰宅を祈る』
『了解』
それからしばらくしてから再びメール。ピロロロ~~ン
『無事帰宅しました。260円で列車の旅と女子会と、今日はダブルで楽しんじゃいました』
なるほど、そういう考え方もある!
乗り越えなきゃならない現実があったとき、それを楽しいと思うか思わないかで人生までが変わっちゃうかもしれない。
面倒くさい事100%が80%くらに、辛い事120%が98%になるかもしれない。
幸せは、本人の考え方で決まる事も多いものです。
今頃、ご主人とその話しで笑い転げているかもね。
260円でトリプルに楽しい一日になったみたい。