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札幌に出たついでに北大植物園へ寄ってみました。
(※ 説明しよう。 札幌市への合併以前から住んでる手稲区民は、札幌の中心部に行く事を、今だに『札幌に行く』と言ってしまう。)
北海道庁のすぐ傍で、まわりには車もビュンビュン走っているのに、ここだけは緑一色の楽園です。大きな木々が日陰を揺らして鳥達が気持ちよさそに枝の間を遊び回っています。
今年も大きなライラックが可憐に咲いていました。
看板には、『札幌で最古のライラック』とありました。
『時は1890年(明治23年)。お雇い外国人の一人、アメリカ人のサラ・クララ・スミス女史が、ライラックを持って北海道へとやって来たのでございました。
ライラックの苗木はどんどん増やされ、スミス先生と共に札幌市民に愛され続けるはずでございました。
しかし 日本は戦争へとまっしぐら、『敵国の花なんか投げればいいべや!(捨ててしまえ!)』
あわれライラックはすべて抜かれてしまったのでございます。
ああ、ライラックの運命は いかに。
ところがどっこい。
もうすでになくなってしまったと思われていた苗木のたった一本が、ここ北大植物園に残っていたのでございます。
それから苗木は再び増やされ、札幌の初夏に彩りを添えたのでございます。
その後 スミス先生は、80歳(昭和6年)まで 札幌で過ごし、惜しまれつつも、アメリカに戻ったそうでございます。
その後もライラックは、自分をいじめた人間達を責める事もせずに、ただひたすら札幌市民を癒し続けているのでございます。
一巻のおわり.. 』
ライラックは英名、リラはフランス語言なんだね。
和名は、紫はしんどい・・又は、鼻はしんどい・・はあ?
・・・よく見たら 『ムラサキハシドイ』『ハナハシドイ』でした。(^_^;