北海道・札幌発・だべさ通信5

春色は、1年生のランドセル

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しゃがんで畑の冬囲いを外ていると、背中の方から
「ゆっくりでいいから、あわてないで帰るんだぞ」
と声が聞こえました。
振り向けば、あら、1年生!
男の子と女の子の2人の1年生が、先生とさよならをしています。
このあたりは小学校の校区のはしっこなので、先生が引率してきたようです。

 

 

仲良く向こうに歩いて行くね。
黄色いランドセルカバーが光ってる。
いくらランドセルが黒でもピンクでも、今はみんな黄色い色をしてるのがいい。
2つのタンポポが遠ざかる姿に、しばしのあいだ、庭木のヒモを外すことも忘れてしまいました。

 

 

雪が溶けて植物が芽吹くまでの わずかな季節の変わりめの中に、一瞬だけ、色のない世界があります。
日陰に残った雪はホコリで黒くマダラになって、道路は冬の間にまかれた小ジャリでザラザラのねずみ色。
そこに、タンポポのようなランドセルがゆさゆさ揺れるんだから、みんな笑顔にならない訳がない。

 

 

春がきたきた やっときた。
さて、仕事の続き続きっと・・・・
やる気が復活したよ。
黄色いランドセルから放出されるエネルギーを、ちょびっとヨッコしちゃったもん。

 

 

冬囲いのヒモに使っているのは、婆ちゃんが何年も使い込んでいる畳のヘリです。
いつもだと、とっくに婆ちゃんが外しているんだけれど、これからは、私達夫婦の仕事になりそうです。

 

 

 

 

あら、芽がでてきたね。アイヌネギが伸び始めました。

 

 

 

 

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