北海道・札幌発・だべさ通信5

落葉キノコの下処理 虫だしをして醤油漬け

秋が始まると、キノコが好きな人達にとっては天気と山のあんばいが気になりますね。
そういう私も手稲山の下で育ったせいか、雨あがりの落ち葉の匂いがすると山の中に入ってみたくなります。
それでね、行ってみました偵察に。
したらさ、ほら、落葉キノコが生えていましたよ。

北海道では、みんなラクヨウって言ってます。
ラクヨウとはカラマツのことで、このカラマツのある場所に生えるキノコなのでラクヨウって言ってるわけです。
松の多くは雪が降っても葉っぱが青々しているけれど、カラマツは葉を落としてしまいます。

 

 

落葉という名前が付いているのは『葉を落とすから』という意味なんでしょうね。
細かな松の葉が落ちた地面は、そりゃもうフッカフカです。
落葉キノコは、そんな場所が好きなんだべね。

 

 

秋の雨が降ると、翌日はキノコはググって伸びるみたい。
茶色の傘でナメコのようにヌルっとしていて、傘の下はスポンジみたいなフワフワしている物で覆われていて肉厚です。
採る時期が送れて大きくなりすぎると、傘の下に小さな虫がいっぱい付いちゃいます。
虫にとっても美味しいんだべね。
この落葉キノコはちょうど食べごろだね。偵察に行っていかった~。

 

 

落葉キノコの虫ダシと下処理

 

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落葉キノコの小さくて、クリリンとしたものには虫が少ないですが、傘が大きく広がったあとの落葉キノコは、いくら目でみて虫が見えないと思っても、裏側のスポンジ状の所に小さな虫がついていることが多いです。

 

採ってきたばかりの時は土や葉っぱもキノコについているので、まずは手で取れる部分のゴミや汚れを取ります。
葉っぱなどがぺったりとくっついちゃっているときは無理をしなくても大丈夫。
だいたいのゴミが取れたら、今度は水に浸しながら汚れを取るとくっついていた葉っぱも剥がれやすくなります。
同時にキノコの中にもぐっていた虫も溺れまいとキノコから出て上がってくる。
何度か繰り返してゴミがきれいになったら、のまましばらく水に浸しておきます。
こうするとで、虫が残っていたとしてもキノコから離れてくれます。

 


こんなにきれいになりましたよ。
あとは洗ってササっと湯がいてしんなりさせれば、下処理の完成!!

美味しい落葉キノコの見分け方

落葉キノコは、傘が開くまえか、傘の下のスポンジ部分が、ふっくらと茶色くて小さめのものが美味しいと思います。
見つけるとついつい嬉しくて大きなのもでも取っちゃおうと思うけれど、傘が大きく開いたものほどスポンジ部分に虫が多く入るように思います。
時々、20センチもあるようなものを見つけるときがあるけれど、そういうキノコのスポンジ部分は黒っぽくなっていることも多く、私は採りません。
人によっては、落葉キノコの傘の下のスポンジ状にた部分を取る人もいるけどね。


 

 

 

醤油漬けは麺つゆで

 

食べ方は、みそ汁やお鍋もいいけど、私は麺つゆと混ぜて醤油漬けにします。
たったそれだけ。
鷹の爪を少々入れてもピリっとしていい感じです。
ナメコのようなツルリンとした歯ごたえに、秋がきたな〜・・・って感じ。

 

 


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