北海道・札幌発・だべさ通信5

池のカモたち、また来年

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公園の池。春にはたったの2羽だったのに、秋にはなんと17羽になりました。
去年まで、毎日パンをやっていた近所の爺ちゃんが亡くなってから、カモたちはお腹を空かしているようです。
その事を知ってるご近所さんが、時々パンをやっている姿をみかけましたが、寒くなった事もあって、やはり爺ちゃんのように毎日とはいかないようです。

 

数日前、池に行ってみると、人間がやって来たのを見て、池に浮かんでいたカモたちも、ほとりで休んでいたカモたちも、一斉にこちらをチラ〜と見ました。
それから、1羽、また1羽と、そろりそろりと寄ってきます。
つぶらなまなざし光線がけっこうキツイ。時々グワア〜なんて言ってるし。
餌をくれると思ったんだね。ごめんよ、パン持ってないよ。

 

 

すぐ傍で存在感をアピールしていたオスのカモは、私が何も持っていないとわかったのか、チェ!とでも言うように池にボチャンと飛び込んで行っちゃった。
こっちのメスは、”パンちょっびっともってないの〜”みたいな顔をして、体をゆらゆらさせています。
あそこにいるちょっと体の小さなオスは、じっと動かずにこちらを意識してるみたい。
可哀想だな・・本当は野生の生き物に餌をやっちゃいけないんだけどさ。

 

 

その日の夕方、角食(食パン)を2袋買いました。
冬を越すのにお腹をすかしているのでは、やっぱし可哀想だべさ。みんな、明日パンをやっからね!
次の朝、さっそく角食パンを握って池に行ってみました。
したっけさ、池に氷がはっています。
前日までいたカモたちは当然、1羽もいません。あらま・・・・おばちゃんは角食持って来たんたよほら。
握ったパンの袋がなんだか寂しいね。
もう、来年まで来ないかな。
仕方ない、このパン食べなくっちゃ。
一緒に旦那さんにも食べさせよ。