北海道・札幌発・だべさ通信5

熟女の私てき、卒業の春

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きり〜つ・・・・・礼

春。
(よろしかったら皆さんもご一緒に)春!

 

頭上を覆いかぶせていた暗い雪の向こうから、今ようやっと太陽の光が届き始め、雪解け水をたっぷり含んだ草花の根は、今か今かと、青い空がすっぽり抜けるのを待っている。
そして私達の所にもやってきた、待ちかねた春。
(皆さんで)春!

 

思い起こせば、
大好きな食べ物を見ると、やたら塩分が気になるようになった高血圧。
(皆さんで)高血圧!
お医者さんに、運動不足と言われても、なかなか実行できない1日1万歩。
(皆さんで)1万歩!
なんか言われも、一度じゃ聞き取れなくって何度も聞いちゃう ”なんだって?”
(皆さんで) ”なんだって?”

 

本当は、体の衰えを実感しているにもかかわらず、疲れた姿は見せまいと、若いフリして動いてみせる。
ご高齢の元気な方を見ると、はたして自分はその歳まで元気に生きていられるのかという不安を密かにかかえ、デジタル社会という明治維新以来の急激な変化に、必死にもがき続けている、熟年の僕たち私たち。
(男子のみなさん)僕たち!
(女子のみなさん)私たち!

 

時間は無限ではない、未来は決して明るいことばかりではないという現実を知った私達は、今こそ、日常の何気ない日々の中から、1つでも多くの幸せの石を探りだそうではないか。
若い頃にはタダの石ころにしか見えなかった石が、今の私達には、それが宝石だという事がわかるはずだ。

 

同じ場所でしか芽を出せない、小さな花しか咲かせられない、たとえそれが目立たぬ雑草だとしても、必ずやってくる春の喜びを感じながらで生き続ける。
そんな人間に、私はなりたい。

きょーつけ、  礼

 


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