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婆ちゃんの指導で、畑も冬の準備です。
「そっちの木も、枝2 . 3本残して切っちまえ」
『切っちゃうの?イチジクいっぱいなっているからもったいないね』
「どうせ小っちゃいんだべさ、もう大きくならねんだから、切っちまえ」
『したら切るよ、あら・・・』
固くて小さいイチジクの中に、二つだけ、先のほうが薄紅色したものを見つけました。
「どれ、食ってみるべや」
『おお、けっこう甘いよ』
「んだな〜、内地(本州)じゃこれでジャムなんかつくるんだってよ。水入れないで煮るんだとよ。ん・・・うめえな」
中身をかじったら畑にポイ!
「もうやめるべ、あとは父さんにまかせるべ。よっこらしょっと」
畑もだいたいきれいになりました。