北海道・札幌発・だべさ通信5

福引き、隣りのお婆ちゃんが

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商店街の福引き所。最終日が近づく頃には行列なのに、今日はすぐに引けちゃった。
左のガラガラに、高齢のお婆さんが一人いるだけです。係のおじさんが、お婆さんの持って来た500円券や1000円券を並べ替え、「5回ひけますよ」とか言ってます。

 

 

私は隣りのガラガラを回す事にしました。わかりやすいように、ちゃんと補助券もまとめてきたからすぐ引けるもんね。
「いらっしゃいませ、6回ですね。はい、どうぞ」
ガラガラポトン・・・・・赤い玉が落ちました。知ってる知ってる、これはスカよ。
ガラガラポトン・・・・・青い玉・・・おお、これは何か景品だわ。ヤッタ!

 

 

すると、隣りで声がしました。
「お婆ちゃん、これ、プラズマだよ、誰か、鐘鳴らして!」
ええ!プラズマってテレビかい?
腰の曲がった小さなお婆さんは、何のことだかわからないらしく、”はあ?”って聞き直しています。
私なんか、そのおじさんの言葉にビックリしちゃって、ガラポン回す手が震えちゃったわよ。
ポトン・・・無情にも、こっちはまたまた赤い玉がポトンと落ちました。

 

 

いいないいなお婆ちゃん!私があと少し早くここに着いてて左のガラポンを回したら、もしかしたらプラズマテレビが当たったかもしれなかったのに!
福引き所の人達に囲まれ、祝福されてるお婆ちゃんを尻目に、私はカップラーメンが2つ入った黄色いゴミ袋を下げて、寂し~く福引き所を後にしたってわけなのさ。

その時、頭の後ろの方からガラポン神の声が聞こえました。
”ぽぷらよ~、それはあんたの日頃の行いのせいだべさ~・・修行が足り~ん~”
ハハ~m(__)m

 

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