北海道・札幌発・だべさ通信5

離婚への最後の手段だった縁切寺  鎌倉『東慶寺』

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札幌から浅草・鎌倉1泊2日の旅 (10終)

 

北鎌倉駅のすぐ傍にある『東慶寺』は、群馬県の満徳寺とともに、2つしかない幕府公認の縁切寺の一つでした。
江戸時代までは女性からの離婚はできなかったので、このお寺に駆け込みました。

 

 

『東慶寺』は尼寺で男子禁制。お寺が妻を保護して、足掛け3年といいますから2年から3年このお寺で修行をつむことで、離婚が許される事が多かったそうです。
男尊女卑が常識だった時代、きっと命がけで逃げるようにやってきたのではないでしょうか。

 

 

女性にとって、唯一の切り札だった縁切寺。
見ている景色が、駆け込んだ女性たちと同じ視線なんだと思うと、現代に生きている自分と違いを感じずにはいられませんでした。
明治5年(1872年)に女性からの離婚請求権が認められるようになるまで、縁切寺のこの制度は続いていたそうです。

 

 

 

 

 

 

門をくぐるとまっすぐな参道が。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでくると、横に本道の入り口があります。

 

 

 

 

鎌倉では、最後まで雨が止む事はありませんでした。
さっきまで、冷たい雨がイヤだったけど、気づけばそんな事も忘れてる。
最後がこのお寺でいかったわ。

 
甘っちょろいおばちゃんの心が、ちょっとだけ、神妙になりました。
一泊二日の旅ではありましたが、おかげで心残りができました。
という事は、もう一度おいでと鎌倉が言っている、という事だよね。
いつかまた、行ってみたいと思います。

 


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