北海道・札幌発・だべさ通信5

赤ちゃんにおっぱい

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レストランは夕食時ともあって、どのテーブルも通路もザワザワとしています。
私の隣りのテーブルには、小さな坊やと、私とさほど歳の変わらなさそなお婆ちゃん、そして向かいあって乳飲み子を抱っこした母親が座っています。

 

 

坊やの目の前にお肉が来たよ。ヤッタ!お箸を持つ手と宙に浮いた足が、喜びの平泳ぎをしちゃってる。
お婆ちゃんは、料理を時々は自分の口にも運ぶけど、絶えず目は坊やから離せません。
”あらあら”とか言いながら世話をしているから、きっと味なんかわかんないべね。

 

 

そのうち、抱っこしている赤ちゃんがグズりだしました。お腹空いちゃったのかな。
母親も、そこで食事は一時中断。
上着の裾をちょっとめくって、おっぱいをあげる事にしたようです。
ちょうど斜め向かいの席だから、カーディガンの隙間から赤ちゃんの表情がよく見えます。

 

 

おっぱいをあげる姿なんて久しぶりに見ましたね。
昔はさ、バスや汽車(列車)の中なんかでも、そんな光景を時々見かけたもんでした。
身をゆだねてくる赤ん坊を抱いていると、自分のご飯なんか食べられなくても、な~んもさ。その子の為なら、自分の命の時間だって削る事ができちゃうくらいです。
子育て時代は無我夢中だったけど、今思うと幸せな時間でした。

「え!お母さん、そんなところみたの?」次男が言いました。
見たよ。
「惜しかったー。僕も見たかったよ・・・・」
そりゃー残念だったわね。

 

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