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レストランは夕食時ともあって、どのテーブルも通路もザワザワとしています。
私の隣りのテーブルには、小さな坊やと、私とさほど歳の変わらなさそなお婆ちゃん、そして向かいあって乳飲み子を抱っこした母親が座っています。
坊やの目の前にお肉が来たよ。ヤッタ!お箸を持つ手と宙に浮いた足が、喜びの平泳ぎをしちゃってる。
お婆ちゃんは、料理を時々は自分の口にも運ぶけど、絶えず目は坊やから離せません。
”あらあら”とか言いながら世話をしているから、きっと味なんかわかんないべね。
そのうち、抱っこしている赤ちゃんがグズりだしました。お腹空いちゃったのかな。
母親も、そこで食事は一時中断。
上着の裾をちょっとめくって、おっぱいをあげる事にしたようです。
ちょうど斜め向かいの席だから、カーディガンの隙間から赤ちゃんの表情がよく見えます。
おっぱいをあげる姿なんて久しぶりに見ましたね。
昔はさ、バスや汽車(列車)の中なんかでも、そんな光景を時々見かけたもんでした。
身をゆだねてくる赤ん坊を抱いていると、自分のご飯なんか食べられなくても、な~んもさ。その子の為なら、自分の命の時間だって削る事ができちゃうくらいです。
子育て時代は無我夢中だったけど、今思うと幸せな時間でした。
「え!お母さん、そんなところみたの?」次男が言いました。
見たよ。
「惜しかったー。僕も見たかったよ・・・・」
そりゃー残念だったわね。
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確かに私が子供の頃はそのような光景を見た記憶があります。
母は強しですね。
げらさんへ
子供がお腹を空かせれば、多少の場所より、子供の事が大切になるんですよね。
年子の子育ては本当に夢中でしたが、今思えば本当に幸せな時でした。
体さえ元気ならなんでもできますもんね。
子育て中に一番いやだったのは子育て経験者のおばさま方の言葉。
吹雪の中、1号を背中に2号を胸に抱いて、買い物袋を両手にさげてそんな状況なのに、『こんな吹雪の中にひどいお母さんね~』と子供に向かっていう。
こんなおばばに絶対なるもんか!と思ったもんです。
子育て中のお母さんを温かく見守っています。
kakuregaさんへ
そんな事を言うおばさんは、ご自分が子育てをした経験がないのでしょうか。
一番、子供の事を心配しているのは母親なのに。
私も、一人を背負い、一人の手を繋ぎ、もう一人はスーパーの荷物を一緒に持って歩きました。
吹雪の時だって歩かなきゃなんない時もあるし、雨の時だってそうですよね。