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皆様、お疲れ様でございました。
バスは中山道43番目の宿場、馬籠宿に到着でございます。
馬籠宿は、馬の背のような尾根の道に作られたところからこの名前がついたそうでございます。
しかしながら、数度の火災で当時の建物は焼失しており、現在の建物は復元されたものでございます。
そうは申しましても、石畳は当時そのまま。
一歩一歩 踏みしめながら、当時の旅人に思いをはせてはいかがでしょう。
馬の背と申しましても、馬が腰を下ろしたかのようなけっこうな坂道でございます。
なに?下から登るのはイヤだ?
ご安心下さい。そういう事もあろうかと、バスは坂道の上で皆様をお見送りしてから先回り。
ちゃんと下でお待ちしています。
ここは『高札場』とお申します。今でいう掲示板のようなものでございまして、当時の物をなるべく忠実に再現しております。
なんて書いてるのか教えてほしい?
ホ、ホホホ・・え〜と・・・・そうそう、ここでの散策時間はたったの40分でございますよ。
最初で立ち止まっている場合じゃございません・・・でしょ〜でしょ〜。
あ、お客様、慌てると転がりますよ。ご注意下さいませ。
家並みの前を用水路が流れております。
暮らしの水が、いつもそばに流れていると、それだけで心の安らぎを感じるものでございますね。
また、ここ馬籠宿は、島崎 藤村の生まれ故郷でもございます。
皆様が今まさに歩いているその場所も、幼少の藤村が走り回っていてのでございましょう。
皆様、短い時間ではございましたが、馬籠宿、ご堪能頂けましたでしょうか。
これよりバスは、妻籠宿に向けて進めてまいります。
発車オーライ・・・
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