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婆ちゃんの実家のある岩手県には、北海道にはない風習がありました。ちょっと思い出したので、以前の写真をアップします。
今から30年前、婆ちゃんの故郷に行った時の事です。
かやぶき屋根のお宅の土間には、大きなお釜戸が2つか3つあって、黒光りしたふっとい黒柱の行方を見上げると、薄暗い天井から、鬼のような大きなお面がこちらを睨んでいました。
それは、宮城県北部から岩手県南部地方にだけ伝わる風習で、『釜神』というもので、火事から家を守ってくれる神様だのだそうです。
当時は、どこのお宅の釜戸の上にも、ちゃんと『釜神様』がいたそうだけど、
今はとても少なくなって、婆ちゃんの故郷のお宅では、家を立て替えた時に、神様をはずして、新しい家の大台所に移しました。
この写真は、先日、旦那さんが行って来たときに写してくれた写真です。
『釜神』は、色んな材料で作られるのだそうですが、この神様は、瓦のようなものでできていて、目と口にはセトものがはめてありました。
神様はず〜っと昔から何世代にもわたって、この家の人の暮らしを見続けてきたんだね。
目の奥に、もし今まで見てきたデータがあるならば、そこにはどんな光景がしまわれているのでしょう。
見てみたいな。
我が家にも、場所をとらない小さめの『かまどの神様』がいてもいいな。
なに?いつも台所で、ご飯作っているしょって?
あら〜ん、こんなめんこかったら困るっしょ。
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とーほくにいた時、何度か話を聞きましたよ。
あと昔話に釜神様が出てきたりもするわけで。
ローカル放送でも取り上げられていました。
そういえば、地所にお稲荷様の小さな祠もあったりして
遠野だけじゃなく、とーほくの在所って民話のふるさとなんだなーって思いました。
もみじさんへ
とーほくの在所って民話のふるさと!!
そうですよね!
昔の人の暮らしが、『民話のふるさと』にしたんでしょうね。
民話にも登場していたんですね。