北海道・札幌発・だべさ通信5

黒毛和牛の牛糞の袋を追いかけた

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風が強い一日でした。
玄関の扉はしっかりつかんでいないと、時折吹く強い風でドアが持っていかれそうでした。
事務所で仕事しながら ” 家の窓、開けっ放しだったべか・・ ”などと考えていた時です。

 

 

「あれ、ウチの袋か?」と旦那さんが言いました。
ん?外を見てみると、大きなビニール袋が道路の向こうに吹き飛ばされて転がっているのが見えました。
その袋は、だんだんこっちに近づいてきて、事務所から見ている私達の目の前を、黒毛和牛のイラストがスーっと横切りました。
そこには大きな文字で 『牛糞』。
あ、ウチのだわ。
婆ちゃんが何かに縛り付けておいたと見られる緑のビニールひももしっかり巻き付いているも。

 

 

事務所を飛び出し、牛糞の袋を追いかけました。
したっけさ、アスファルトの歩道ってけっこう袋が滑るんだもね。
袋を足でベシっと踏んずけようとしたら、袋がスーっと向こうに動きました。
もう一度走って行って、またベシッと踏むと、またすカナフリ。
人はそれを、”足が短い” と言うかもしれないけれど、そうではなくて、風が強いのである・・と私は思う。

 

 

ありゃ!道路に飛んで行っちゃう。
向こうの方から車がやってくるのが見えました。
なんとしても、ここで捕まえなくっちゃ。
はっちゃき(必死)モードで小走りに追いかける。
その時一瞬、風が止みました。
今だベシ!
黒毛和牛の脱走は無事に阻止。

 

 

あとはゆっくり袋を拾い上げました。
こいつ、随分と手こずらせてくれたな。
もう逃げられないように、とりあえず、大きな石をドカっと置いておこう。

 


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