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昨日、1月14日は、映画『南極物語』でも有名になった、犬の『タロ』と『ジロ』が、1年ぶりに発見された日だそうです。
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南極で物資輸送をソリで行う使命をうけた北海道の樺太犬たち。
昭和33年(1958年)2月、悪天候が昭和基地を襲い、犬たちは首輪を付けたままとり残されてしまった。
だが翌年の昭和34年(1959年)1月14日、殆どの犬たちが首輪をつけたまま死んでいたにもかかわらず、首輪を抜いた『タロ』と『ジロ』の兄弟だけは、生きて発見されたのだ。
『タロ』と『ジロ』は、死んだ仲間の犬たちの肉を食べた痕跡はなく、ペンギンやアザラシなどを食べて生き延びたとみられている。
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幼い頃この物語を聞いたときには、置いてきぼりになった可哀想な犬達に胸が痛み、生きていた『タロ』と『ジロ』に感動し、子供心にも目が真っ赤になるほど涙がでちゃって、フガフガと膨らんだ鼻からは鼻水が出っぱなし。グショグショにった事を覚えております。
その後、タロが死んだ(1970年)という事をニュースで知た時には、一目会ってみたかった思ったものでした。
そんなある日、近所にいた黒いブチのある大きな犬とも仲良くなりたくて、そっとしゃがんで近づきました。
もし犬がいきなり襲いかかってきたとしても、繋がれている鎖の長さは計算済みよ。
これ以上は犬はこっちにはこれないもね。
”ほれ、ほれ、こっちおいで・・・ おいで・・・おいで!”
くつろいでいた犬は、こちらをチラリと見るも、最初はなかなか近づいてこようとはしません。
”ほれ、ほれ、・・・ おいで・・・おいで!”
そしたら、しつこい私に犬の方がイラっときたんだべね。
犬はおもむろに立ち上がり、キバをむいてこちらに突進!
そのとき、もう1本の長〜い針金が見えました。
家の端から端に、1本の太い針金がはってあって、犬の鎖の輪っこは、その針金に通されていたんです。
つまり犬は、針金の長さの距離を、自由にスルーっと走ってこれるのでした。
おお〜、想定外の大接近!
転がるようにその場を離れたっけ、犬ったら、ギリギリのところで鎖に首が引っ張られ、立ち上がってワンワン吠えてたもね。
結局、その犬とは仲良くなれませんでした。
犬はもっぱら外で飼う番犬だったのに、いつからか、家の中でも飼われる癒しののワンコが多くなりましたね。
どちらにしても、人と犬との間には、強い絆があるようですね。