北海道・札幌発・だべさ通信5

わかさいもの原料は大福豆、筋みたいなのは昆布

名物にうまいものなしって言うけれど、『わかさいも』は、なしてか時々食べたくなる。

 

見た目も味も、本物のサツマイモみたい。
私は昔、ずっと本物の『いも』だと思っていたくらいです。
でも原料の殆どが『大福豆』という豆という事がわかったときは、思わず 『ヘ〜』っとマジマジ見ちゃったもね。

 

豆は、いんげん豆の種類で北海道産の『大福豆(おおふくまめ)』。
北海道は豆の栽培も盛んだもね。

 

 

もう何年も前になりますが、『わかさいも』の工場を見学した事がありました。
焼かれる前の『わかさいも』には、1本1本に串が刺さっていて、それが長〜いコンベアーの上を、行列を作って動いていくんです。
だからよく見ると、ほれ、尻には串の刺してあった穴があいていますね。
確か、バレリーナのように、クルクルと回転していたように思う。

 

 

オーブンの機械に姿が消えて、しばらくして現れると、まあこれがこんがりきつね色。
『わかさいも』のサイトによると、焼芋の色に近づけるために『卵醤油』を塗っているそうですよ。
醤油の香ばしい香りは、『卵醤油』だったんですね。

 

 

『わかさいも』を割ってみると、中から本物のサツマイモみたいに、筋みたいなものが現れる。
これは細〜く切った昆布です。
細かな演出がニクイんでないかい。

 

『わかさいも』は洞爺湖町の名物だったけど、今では札幌のスーパーでも売られています。
私も見つけると、つい足が止まる、”あら、わかいさいも・・・”
この『わかさいも』も、近所のスーパーで買っちゃった。
そうそう『わかさいも』を揚げた『いもてん』というのがあって、これがまたイケる。
もしお店で見つけたら、食べてみればいいんでないかい。


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