北海道・札幌発・だべさ通信5

トウモロコシ・トウキビあなたの地方は何て呼ぶの?

旦那さんの友人が育てたトウキビ。
素人とは思えないほど立派な出来ばえです。
もぎたてだからすぐ茹でなくっちゃ。
トウキビは、もがれた時からどんどん甘みが消えていくように思います。
生きているから、糖分をどんどん使っちゃうのかもしれないですね。


” うぉ〜 養分が来ね〜〜 こうなったら最後の手段!自分の糖分を減らしてでも生きてやるウ・ ・ ・”
・・・と、エネルギーに使っているからではないかと思うからです。

 

 

だから、農家さんの道ばたで売ってる茹でトウキビは、もいですぐに茹でるっしょ、ホーント美味しいもね。
甘くて瑞々しくて、かじるとじゅわ〜〜っと汁が飛び出して。
だからこのトウキビも早く茹でてしまわないと。

 

皮をむくとヒゲがいっぱいだね。
ヒゲってっているけど、本当は『めしべ』なんですって。
だから1つぶの実に1本の ヒゲ めしべが生えているわけです。

 

■ 茹でたトウキビの食べ方

 

食べ方はね、だいたい親指で粒を引っ掛けて落として食べる方法と、そのままかぶりつく方法ね。
親指の腹でじょうずに粒を落とすとトウキビの粒が並んで取れるので、その数が多いと「ほれ〜10個もくっ付いて取れたよ〜」とか言って自慢したくなります。
かぶりつく方法はね、上の歯は固定して下の歯で粒をひっかけるとポロっと口の中に入ってくる。
これができなかった子どもの頃は、まあ、くっちゃくっちゃだったけど、なぜか大人になると上手にかじれるようになりました。

 

■ あまり手を汚さずに取れる方法

以前テレビでやっていたんですけど、茹でたトウキビを立てて、折る前の状態の割り箸を使って上からズズっと下方向にさしてそいでいく方法をやっていました。
これが意外と上手にできるんで、今度自分もやってみたいと思います。

■  日本全国 呼び方がメチャ多い

よくトウモロコシって言うけれど、北海道では、だいたいトウキビって言ってます。
そうそう、いつだったか ”トウキミ” って言っていたおばさんがいましたっけ。
調べてみると、日本全国トウキビの呼び方は色々あるそうです。

 

 

ウィキペディアによると、あぶりき(福井県大野郡)、かしきび(新潟県中越地方、佐渡)、とうきみ(山形県南部、福島県西部、群馬県北部など)、とうとこ(島根県北部など)、まごじょ(宮崎県の一部)、はちぼく(三重県伊勢、岐阜県の一部、滋賀県の一部)、なんばと、なきぎん、ふくろきび、まんまん・・・
とうもろこし と呼んでいるのは 関東地方、沖縄県など・・とありました。
ちょっと数えただけでも、その呼び方はなんと30以上。

 

 

私が『トウモロコシ』よりも『トウキビ』という言葉のほうがしっくり思えてくるように、故郷から離れて暮らしている人が、トウキビのことを聞き慣れた言葉で聞こえたら、”それだよ〜〜” って、一気に心が故郷に飛んじゃうんでしょうね。
言葉は心の故郷だもんね。

 

トウキビって、日本国中どこにでもあって、だからこそ、それぞれの故郷を思い出させてくれる美味しい食べ物なんですね。

 

 


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