北海道・札幌発・だべさ通信5

クマ避けの鐘はクマ寄せの鐘 札幌目撃最多

今年(2017年)、札幌には相当数のクマがいることがわかりました。
目撃情報だけでも103件(10月まで)。
昨年に比べて3倍の多さだそうです。

 

札幌市は政令指定都市にもかかわらず、支笏洞爺国立公園の一部も含まれています。
熊にとっては住み良い環境でしょうけど、札幌市との境界線なんかわからないもね。

先日行ってきた南区の定山渓温泉の近くでも、今月に入ってグマが目撃されたそうですよ。
それから、南区自然歩道 藻岩山ルートでは、熊のうなり声を聞いた人がいたそうです。
いきなり薮の中から現れてベシってやられなくていかったね〜〜。

 

 

街の近くいまで熊がやってくる原因は、ドングリなど山の木の実の不作や、熊の数も増えているから?と思われています。
熊は冬眠に備えて沢山栄養をとらなくちゃいけないので、山の木の実が不作なら行動範囲を広げるしかないのでしょうね。
札幌市は、南区、西区、手稲区の山が連なっているので、熊はそのあたりをウロウロしてる(らしい)です。

 

熊がいそうな山道を歩くときは、熊よけの鈴や鐘を身につけていたりしますよね。
親から聞いた話ですが、昔は、熊よけにガンガンを叩きながら山を歩いたんですって。
熊は臆病な動物なので、人間の気配を感じると避けてくれるからです。

 

 

熊避け の 鐘は 熊寄せの鐘

 

ところがです!
21世紀は熊だって進化する。
鈴の音を聞くと『食べ物持ってる人間だ』と思うようなったヒグマが現れたようなんです。
”よけ” と ”よせ ” 1字違いで逆効果!

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” 山道、カランコロン・・・腰に付けた鐘の音を響かせていたのに突如ヒグマが現れる。ガオ〜〜
あ”ー!
人間はあわてて鐘を大きく鳴らす。
カランコロン  カランコロン  カランコロン!
ところが熊はビクともしない。
おかしいな、熊が逃げない・・・
それどころか、人間のならす鐘に反応するように ヒグマは前足、後ろ足、と じわりじわりと近づいてくる。

 

カランコロン  カランコロン  カランコロン!って鳴らしてるべや!なして逃げねんだ!
ヒグマは言いました。
” そんなにたくさん食べ物を持っているのか? よだれ出るベア ・・・・”

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安易に野生の熊にエサを与えてしまった事で、人間の傍に行けば食べ物がもらえると彼らに解釈させてしまったんですね。
我が家は手稲山のふもと、もしかしたら現れるかもしれない。
あ”ー!・・・それ、ガラスに映った自分だべさ。

 

 

写真は小樽市博物館に展示してあった熊の冬眠の様子です。
母熊は、『冬ごもり』の間に普通は2頭の小熊を産んでおっぱいをあげるので、春になって穴から出て来るころには体重が2~3割も減っちゃうそうです。
それだも、秋のうちにいっぱい食べらさるよね(食べてしまうよね)。

 

もしお時間があれば、以前記事にした 惨劇苫前羆事件の話しも >>


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