北海道・札幌発・だべさ通信5

20キロ先の匂いもわかる!?利尻島に泳いで渡ったヒグマ

利尻島で、島にはいないはずのヒグマの足跡が見つかったというニュースが流れました。
5月30日の午後、海岸付近で見つかった6つの足跡は大人のオスのもので長さ25cm(私の足よりもでかい!)幅20cm(幅広!)。
近くにはヒグマが落としたと思われるフンも確認されたそうです!

 

 

利尻島(周囲63kn、周囲63kn )は 北海道の北、稚内から日本海を隔てたところにあって、”利尻富士” からの流れる曲線が美しい島です。
稚内側から島までの約20キロを泳いで渡ったと見られています。

 

 

利尻島と言えば、高級な利尻昆布が超有名ですね。
でも、ヒグマが傍にいるかもしれないと思うと、昆布干しの作業もおちおちできませんね。
それに、利尻島と言えばこれからが観光シーズン。
もう何年も前に行ったっきりだけどね、森に囲まれた姫沼がまたこれが美しいのなんのって・・・
そんな所に、いきなり大きなヒグマがガオ〜〜!ってでてきたら大変ですよね。

 

                 (隣りの島礼文島の民宿から見た利尻島)

 

ヒグマの嗅覚は人間の2100倍!

 

新聞によると、明治40年(1912年)に、一度だけヒグマが泳いで渡ってきたことがあったそうです。
鼻が敏感な動物なので、20キロ離れた対岸からでも、干した魚の匂いなんかを感じ取ったのかもしれないとの専門家さんのコメントもありました。
そんなにすんごいのか?

調べてみますと、なになに、熊は犬の約7倍も嗅覚に優れている。7倍?!
人間の約2100倍、2100倍!!
それなら20キロ先のの匂いもわかりそうですね。

 

 

ヒグマ、見つかったら駆除されちゃうね。
かと言って、このまま利尻島に住まわせるわけにもいかない。
助かる方法はひとつ!また帰る事。
でも、黙って戻ったらダメだよ。
わかるようにやらないと人間だってすんごく困るっしょ。
じゃあどうするかというと、フェリーの航路を泳いでいるところを人間に見つけてもらう。

 

利尻島からすぐの所だったら
”コイツ、また戻ってくるんだべや” って信用されないから、そうね、半分くらい、10キロ地点を過ぎたくらいの所で見つけてもらうのがベストだね。
人間だって、そこまで頑張っているあんたを、鉄砲で狙ったりはしないさ。
稚内の岸へは、必ず人気のないところに上陸するんだよ。
そして、山に帰るところまで見ていてもらおう。
陸に上がったらなるべくす早く山奥に突進する。そのときは、ごめんなさいを後ろ姿で表現しなさいよ。
君が助かる方法は、もうこれ以外ないとおばちゃんは思うなあ。

いづれにしても早く見つかって欲しいですね。

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