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あら、もうこんな時間！
時刻は10時半を過ぎていました。
はっちゃきで自転車こいで行ってくるわ。
今日は2015北海道マラソンが行われる日。
昨年、始めてフルマラソンを走った長男は完走する事ができなかったので、今年もまた走るんだと。
42.195キロなんて長い距離を、なしてわざわざ走るんだか私にはわけわかりません。
とは言っても、折り返し地点の前田森林公園までは、私の自転車こぎで25分くらいという事もあって、ペットボトルのお茶をバッグに入れて、それ〜〜・・・ギーコギーコと自転車を走らせました。
北海道マラソンは、札幌大通り公園４丁目を9:00にスタートして、手稲の前田森林公園を折り返します。
私が着いたときにはもうすでに、新川沿の道はランナーの波がずーっとに続いていました。
うわあ、こんな集団なら目の前を通ってもわからないよね。
もう行っちゃったかも。
でも去年はもっとずーっと後ろだったら、まだまだ来ないか・・・
それともどこかで棄権しているか・・・・
心臓マヒでウウっとかなっていなけりゃいいけど・・・・
道路の反対側が見えないくらいのランナーの固まりが、押し寄せては向こうに流れていきます。
私の傍にいたお婆ちゃんは、誰とは無しに、「○○○○番がんばれ〜！○○○○番お疲れ〜！○○○○番いいぞお〜！」
って、めちゃくちゃ大きな声で声援を送ってる。
でも、そんな歓声に答えて手を振るランナーやガッツポーズをするランナーもいます。
ランナーも、応援の人たちも、みんなでマラソンを楽しんでいるんですね。
あ、いた、兄ちゃんいた！！
長男は、沢山のランナーの波に混じって私の前を通過していきました。
でも、声はかけられず、ただじっと見ているだけでした。
それからしばらくして、折り返しの集団の中にいた長男はこちらをチラっと見ました。
ほれ、がんばれ、手をフリフリ・・・
今年はいくらか足取りはよさそうです。
向こうの方からアナウンスが聞こえてきました。
『まもなく、交通規制が解除されます。この車が通過した後ろの選手の皆さんは歩道に上がって下さい』
来た、無念の収容車先発隊。
すでに後ろには、バスが何台も待機しています。
折り返してきたランナーの反対側を、収容車が時間切れのランナーを収容して行きます。
このバスに追いつかれたらもう、おわり。
ランナーの中には、私よりずっと先輩の方たちも多くいらっしゃいますね。
私は何をするにも、すぐ こわい〜（疲れたあ〜）とか、ゆるくない〜（しんどい〜）とか言うけれど、まだまだ修行がたりない事を、改めて思い知らされました。
帰り道の登り坂は、せめて自転車で登りきってやるわ！
フン・・・フン・・・ソレ・・・
あとちょっと・・・・断念・・・ポトンと足がついちゃった。
2015北海道マラソンは、夫々のランナーの通過地点の記録をwebで見る事ができます。
長男は、おかげさまで完走できたようです。
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