事務所に置かれている長椅子の背もたれ部分。
外側の布は取外せないと思っていたもんでカバーでもかけようかとよくよく見たら、ファスナーが付いていることを発見!取り外しができたんだね。
したらと思ってファスナーを開け、カバーをはがすことに。
中央部分の4箇所に抑えのためのボタンが付いているので、これをハサミでプツップツッと切ってめでたくカバーをはずくことに成功!
とにかく、剥がされたカバーを洗濯機でザブザブ洗って干す。
さて、元に戻すのは簡単。
スポンジを入れてファスナーを閉める。
次はボタンを通して・・・・・通す?
ここでやっと気づく。背もたれの中に入っていたスポンジの厚みは針の長さよりも厚かったのであった。
とりあえず、自分の持っている針の中で一番長い針を探して刺してみたけど、これがなかなか思っている場所から顔を出してくれない。
元のボタンがあった部分には小さな穴が空いているので、絶対にソコにボタンを付けなくてはならないのさ。
下から針を刺す。 でもスポンジが厚いので、ギュッと押しながら検討をつけて針先を出そうにも・・・・針は目的の場所から顔を出してはくれません。
ここか?もう少しこっちか?
刺して刺して・・・・
針に押されてチョっこっと盛り上がった布の山を頼りに、刺して刺して・・・・モグラが顔を出すみたい。
ああ、そういえば子供の頃、家にも畳屋さんが来て外で新しい畳を張り替えていたことがあったなあ。
古いい草を取り外し、新しいい草をあてたら、はみ出た部分は刃の広い包丁(みたいなナイフ)でスパ〜っと切っていく。
い草は包丁の動きに合わせて、水が流れるようにハラハラ〜〜〜って落ちて、それが結構美しかった。
それから新しいヘリはツヤツヤとしていて、職人さんが大きな針を畳に刺すとプツって音がしたね。
上からプツッと刺してに下に引く、今度は下から上へプツっと刺して針を抜いたら、職人さんはヒジをヘリに当ててグイグイって糸をピーンと引っ張っていたね。すんごい丈夫な糸のようだった。
畳屋さんは、感だけ、であんなに等間隔に綺麗な縫い目を作っていた。
本当にすんごい技術だこと。
ず〜っとしゃがんで見ていたことを思い出しました。
今頃になって畳屋さんの凄さを再確認したのは、この長椅子のおかげか?
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この分厚い背もたれが、昔懐かしい風景を思い出させてくれたのは懐しいけど、自分が持っているこの細くて短い針と技術では、4箇所にボタンをつけるのにも、あまり役には立っていないなあ。
いいか、こんなあんばいで。
もしかしたら、ベンチの部分も外れて洗濯できるのかな・・・