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道庁の赤れんが庁舎、庭を横断する事はよくあっても、建物の中に入ったのはもう何年も前のこと。
観光客の人達がけっこう出入りしているのにつられて、私もちょっとお邪魔してみる事にしました。
この建物は、アメリカ風ネオ・バロック様式という建築方法で1888年(明治21年)に建てられたそうです。一度、火事にあって、内部は焼けてしまったけど、レンガの壁はしっかり残ったそうです。では行ってみよう。
■ 赤れんがの★は北海道開拓の北極星
窓の上についている赤い★は北極星です。高い木がそそり立つ原野から見上げた空に、いつも輝いていた北極星は、北海道を開拓しようとした人達にとって、まさに希望の星だったことでしょうね。
サッポロビールの★のマークも同じ、開拓史の北極星です。
札幌の時計台にも★のマークがついていますよ。
玄関のノブ、最近なかなかないね、この形。
■ 重厚な建物は今も健在
玄関を入ると、正面には赤いジュータンの敷かれた広い階段があります。
ドラマのセットみたいだね。
見上げるとこんな感じです。
■ 古さが作る歪んで見えるガラス窓
2階に上がるまえに、階段の裏に回ってみましょう。
ここには、なんにもないんだけどね、とても素敵な絵がみられるんです。
左の絵じゃなくって、窓のほうをご覧下さいませ・・・・
向こうに見える建物が歪んで見えませんか?
1階の『休憩室』と書かれた部屋は、お土産物屋さんになっています。
ここはお土産物やさんの窓。
以前、聞いた話ですが、建物にはめてある窓ガラスは、できるだけ当時のものをそのまま使っているそうです。
昔は、1枚1枚手作りだったので、ガラスの板には少しの厚みの違いや歪みがでるそうです。
それが、窓の外の景色を歪ませて、こんなふうに見えるわけです。
さて、階段を上がって2階に行ってみましょう。
2階の部屋は資料室しなっています。
私が以前来たときとは、昔懐かしい石炭ストーブなんかが展示してあったんだけど、もう、すっかり内容は変わっていました。
正直、パネルが多いな・・・
ここは、歴代の知事さんのお部屋です。
イスやソファがいっぱい置いてありますが、座ってはいけません。
知事さんの席の後ろの窓は、寒さを通さないための2重窓です。
そのせいか、外のレンガがまるで油絵のような絵画的景色。
札幌に住んでいながら、まだ一度も入った事がない方もいるかもしれないですね。資料室には、北海道の観光や歴史の資料などが展示されていますが、建物の雰囲気を味わうのもなかなかいいです。
ちょっと待ち合わせの時間に余裕があるときに、立ち寄ってみてはいかがでしょ。
<入場は無料>
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