北海道・札幌発・だべさ通信5

北海道のカササギも豊臣秀吉が連れてきた?

仕事帰り、苫小牧の近くの勇払(ゆうふつ)の公園に車を止め、一休みする事にしました。
車から降りて手足を伸ばしていると、目の前を、お腹が白いカラスが、スーっと滑空していきました。
あれ?今のカラス、お腹が白かったんでない?

 

 

不思議に思っているうちに、あっちの木の中からカアッカアッって声がする。
いた、あの鳥だ。

 

 

やっぱしカラスみたい、だけどお腹が白いね。
それから、カラスよりはちょっと小ぶりな感じがする。

 

 

飛んでいっちゃったと思ったら、あっちの木の中からも声がする。
そーっと下に潜って上を見上げたら、いる!2羽も。


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私が木の下から見上げたもんだから、ハっとしたんだべね。
それまでグワグワ言っていたのに、まん丸い目をして、ピタっと動かなくなりました。
でも、しばらく見上げているうちに、じっとしてる事ができないのか、モジモジと羽根や足を動かしだしました。

 

 

この2羽は、ちょっとクチバシが黄色いね、まだヒナ鳥だんだ。

 

 

 

 

カアッカアッカ!!
カアッカアッカ!!
頭の上からひときわ大きな声がする、親鳥のようです。
ははーん、もしかして、さっき飛んでいったのは、私の目をそらす為だったのでしょうか。
子どもたちの傍にやってきた人間に怒ってるんだべね。

ヒナたちは、その木の中をウロウロするだけで、まだ遠くへ飛ぶこことが出来ない様子です。
親鳥は、そのあいだ、ずっと近くを離れませんでした。

 

 

帰宅してから調べてみたところ、この鳥は、『カササギ』というカラスの仲間という事がわかりました。
このカササギ、豊臣秀吉が朝鮮出兵した時に、佐賀藩士が持ち帰って野生化したのではないかと言われているそうです。
なので今でも、カササギは佐賀県を中心とする九州地方に多く生息しているとか。

 

 

佐賀県と言えば九州なのに、最近では苫小牧付近でも見られるようになったそうです。
なして寒い北海道まで来たのか不思議。
渡りをしたの?
苫小牧あたりは、すんごくシバれるっしょ。

このまま生息範囲が広がると、そのうち札幌でも見かけるようになるかもしれない。
そうなったら近所のカラスたち、今までどうり、のほほ〜んとはしていられなくなっちゃうね。

 

 

車に戻って少しすると、さっきの親鳥でしょうか、道ばたでエサを探しているようでした。
私が邪魔したもんだから、子どもたちのエサ、探せなかったのかも、ゴメンネ。

 

※2016/11/21UP苫小牧に住んでるカササギはロシア系?の記事はこちら。

 

 


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