長女のアパートの窓から、白黒の鳥が鉄塔の上に飛んでくるのが見えました。
「あ、知ってる!コレカササギっていう鳥だよ」
長女は、「ああ、この辺でよく見るよ」と言いました。
初めて見たのは2016年に苫小牧でのことです。
豊臣秀吉が連れてきた?
カササギはカラスの仲間。
羽を広げて、低いところも上手に滑空する様子は、カラスそのもの。
でも体の大きさはハトくらいで、尾羽がスラリと長いです。
苫小牧に行った時、勇払(ゆうふつ)の公園の近くに車を止めた時に、そばの木にお腹だけが白い鳥がスーーっと滑空してきのを見たのが最初でした。
まだ巣立ちの前のヒナが木に止まっているのを見て、木の下から見上げていたところ、親鳥が飛んできて、”あっちに行け〜〜” って言ったいたんだべね。
カアッカアッカ!!と鳴いていたことを思い出しました。
そのあと、道路に落ちていたお菓子の袋の中をついばんでいるところを目撃しました。
そのしぐさはカラスそのもの。
もしかしたらカラスよりも賢いかもしれないと思いました。
もともと日本にはいなかったけれど、現在は佐賀県を中心とする九州地方に多く生息していて、ウワサでは豊臣秀吉が朝鮮出兵した時に、佐賀藩士が持ち帰って野生化したのでは・・・と言われています。
それがなんと苫小牧に??
ところがそのあと、『カササギの繁殖地は九州北部だったが、1990年代後半から苫小牧で繁殖している』という北海道新聞の記事を発見!
九州から北海道まで飛んできたのかっ?と思ったらそうじゃなく、遺伝子を調べたところ、苫小牧のカササギは、どーもロシアからのカササギの可能性が強いということがわかったそうです。
でも、なして苫小牧??? ロシアから南下して飛んできたというよりは、ロシアから来た船に乗ってきちゃったというところでしょうか。
この鳥たちは、もしかしたら苫小牧で見たカササギたちの親戚?かもしれないですね。
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苫小牧のカササギは、その後、少しずつ北上して千歳・・・恵庭・・・・と、まるで快速エアポートに乗ったかのように北上し、ついに、2011年、この手稲(札幌)の町でも目撃されていたんですって!
私はまだ見たことはないけど、手稲で暮らすカササギに出会う日も、そう遠くないでしょうね。
この写真は、2016年の6月に苫小牧で見たカササギのヒナです。
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