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札幌から近い高速道路のサービスエリア。
売店で売られている 『わかさいも』を見て、食べたくなりました。
『わかさいも』は、北海道の大福豆を原料に使って、まわりを醤油でこんがりと香ばしく焼いたお菓子です。
名物にウマいものなしというけれど、私、好きなんだなーこれが。
品定めをしているうちに、ドヤドヤと沢山の人が売店になだれ込んできました。
どうやら、観光バスがやってきたようです。
みるみるうちにレジの前には長蛇の列。
私も『わかさいも』を持って一緒に並びました。
すると、隣に並んでいた観光客とおぼしきおじさんが声をかけてきました。
「おや、しっかりと北海道のお土産を買いましたね！」
『え、ええ』
「この、わかさいも って、美味しいらしいですよ」
『え、そうなんですか』
「そうそう、中に細い物が入っているんですよ、知ってました？』
『え、ええ、確か、昆布と聞いた事があります』
「おお、すっごーい！よく知ってますね。僕の知り合いなんか、糸だと思って引っこ抜いちゃいましたよ、アッハッハ。あ、ところで。どちらからの旅行ですか？」
「え？あの・・・・北海道・・・の、ここからずーっと離れたところです」
って言っちゃった。
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