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札幌の初冬の風物詩『札幌大球』が出回り始めました。
大きいものになると、重さが10キロ以上にもなる巨大キャベツです。
札幌ではよく見る『札幌大球』。
でも全国的にはこんなに大きなキャベツは珍しいんですってね。
ここ数年は、にわかに人気が上昇し、今ではとっても有名にまりましたね。
見よ、向こうに見える肩身の狭そうなカブたちを。
それに比べて『札幌大球』は、あの台車に3つ並べれば幅いっぱいという堂々たるかんろく。
大きいと味はどうなの??と思うっしょ。
それがあんた、お漬け物に最適な美味しさなんですよ。
北海道のお漬け物名人のお母さんたちが、いよいよ『札幌大球』と格闘する季節がやってきたのです。
■ キャベツの旨味が凝縮されている
札幌大球は体が大きいせもあるけれど、収穫までの日数が普通のキャベツの2倍もかかるそうです。
時間をかけて成長するので、キャベツの味が濃く、ぎっしりと詰まっている。
■ 寒さにさらされ甘くなる
それに、北海道のような寒い所で育つので、しばれる朝は自分を凍らせまいようと、自ら糖分を作り出す。
糖分は植物が作り出す不凍液です。
気温が0度になっても凍らないんですって。
おかげで、甘みのあるキャベツになる。
■ ニシン漬けには欠かせなかった札幌大球
北海道のソウルフードとも言うべきお漬け物に『ニシン漬け』があります。
『ニシン漬け』はニシン(鯡)を野菜と一緒に漬け込んだお漬け物。
私も大好きでね、ほら、昔の北海道って、冬になると野菜が乏しくなるっしょ。
だから、大事な保存食として、子どもの頃は、どこのうちでもどっさりの『ニシン漬け』を漬けました。
だから大きな『札幌大球』は重宝だったんだね。
■ 札幌大球が絶滅しそうになったワケ
札幌大球のデカさには農家の人も扱いにとても苦労!!
それに、物流がよくなったので、保存食としての『ニシン漬け』をどっさり漬ける必要がなくなりました。
だいいち、こんな大きいキャベツはもてあましちゃう。
料理に使ったって食べきれない!
私、お嫁に来てから、今だに、このキャベツを自分で買ってまるごと使ったことがないのでございます。
だ、だって、札幌大球、大きすぎなんだもん。
普通の料理に使うには何日もかかっちゃうし、『ニシン漬け』だって、どっさり作るワケじゃないしさあ・・・・。
北海道人たるもの、それじゃダメじゃん!
そういう私みたいなもんが『札幌大球』を絶滅の危機にしちゃったのだ。
ハハ〜〜m(_ _)m
今度、一個まるごと買って挑戦してみようかな。
こちらが我が家のニシン漬け。
このキャベツは札幌大球ではありません。トホホ
最近では、ネットやニュースなどで話題を呼び、通販も盛んですね。
このスーパーでは980円でした。
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