北海道・札幌発・だべさ通信5

これも我が社の必需品

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建築物の撮影が旦那さん一人で大変な時は、子分の私も出番です。
大きなビルが完成したので、先日はその現場について行きました。

 

ビルの玄関は業者さんたちが絶えず出入りするので、風除室にはガムテープで抑えられたベニヤ板が床の保護の為に敷かれています。
ここから中は土足厳禁、どの人も、必ずそこで靴を脱いで入ります。
だから板の上は、ペンキの付いた運動靴や、ロボットみたいな重そうな靴、泥のついた長靴などなど、働く男たちの大きな靴の集結場所です。

 

 

完成まであと二日。
ホールも廊下もピッカピカ。
ペンキ屋さんも最後の追い込み、階段に黒いペンキを塗っていました。
そこをカメラや三脚、機材のバッグを分担して持って上がります。
「ペンキ塗り立てですから注意して下さい」
は、はい。
ここで、ペタっと付いたら大変だもね。
シンナーの匂いがプンプンする階段を、行ったり来たり。
あーいい匂い(危ないけど)。

 

 

夜になり、その日最後の撮影は、玄関ホールを残すばかりとなりました。
ベニア板の上に残っている靴は私と旦那さんの2足だけ。
ペンキ屋さんもその日の作業を終えたようです。

 

 

旦那さんが「ベニア板、取るぞ」と言いました。
泥の足跡がいっぱい残ったベニア板をベリベリベリ~~~。
こっちもベリベリベリ~~~。
大きな板と格闘しながらなんとか外し、視界の外に持って出る。
板をよけた床はピカピカの・・・・・・
と思ったら、オーマイガット! またしても満員電車のよな泥の足跡・・・

 

 

「ぞうきん持ってきて拭くぞ」
多少は予想してたけどさ、もうちょっと早めに、板敷いてほしかったよね。
こっちもゴシゴシ、あっちもゴシゴシ。
とにかくゴシゴシゴシゴシ・・・・・・

 

 

最後にやっと、カメラの登場です。
パシャ・・・・・パシャ・・・・・・パシャ・・・・・・

再びベニア板を戻してガムテープで抑え、本日の仕事は終了です。
カメラ機材の他に、脚立と軍手とバケツとぞうきん、これが我が社の必需品。

 


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