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建築物の撮影が旦那さん一人で大変な時は、子分の私も出番です。
大きなビルが完成したので、先日はその現場について行きました。
ビルの玄関は業者さんたちが絶えず出入りするので、風除室にはガムテープで抑えられたベニヤ板が床の保護の為に敷かれています。
ここから中は土足厳禁、どの人も、必ずそこで靴を脱いで入ります。
だから板の上は、ペンキの付いた運動靴や、ロボットみたいな重そうな靴、泥のついた長靴などなど、働く男たちの大きな靴の集結場所です。
完成まであと二日。
ホールも廊下もピッカピカ。
ペンキ屋さんも最後の追い込み、階段に黒いペンキを塗っていました。
そこをカメラや三脚、機材のバッグを分担して持って上がります。
「ペンキ塗り立てですから注意して下さい」
は、はい。
ここで、ペタっと付いたら大変だもね。
シンナーの匂いがプンプンする階段を、行ったり来たり。
あーいい匂い(危ないけど)。
夜になり、その日最後の撮影は、玄関ホールを残すばかりとなりました。
ベニア板の上に残っている靴は私と旦那さんの2足だけ。
ペンキ屋さんもその日の作業を終えたようです。
旦那さんが「ベニア板、取るぞ」と言いました。
泥の足跡がいっぱい残ったベニア板をベリベリベリ~~~。
こっちもベリベリベリ~~~。
大きな板と格闘しながらなんとか外し、視界の外に持って出る。
板をよけた床はピカピカの・・・・・・
と思ったら、オーマイガット! またしても満員電車のよな泥の足跡・・・
「ぞうきん持ってきて拭くぞ」
多少は予想してたけどさ、もうちょっと早めに、板敷いてほしかったよね。
こっちもゴシゴシ、あっちもゴシゴシ。
とにかくゴシゴシゴシゴシ・・・・・・
最後にやっと、カメラの登場です。
パシャ・・・・・パシャ・・・・・・パシャ・・・・・・
再びベニア板を戻してガムテープで抑え、本日の仕事は終了です。
カメラ機材の他に、脚立と軍手とバケツとぞうきん、これが我が社の必需品。
記事を読んで
数年前 新築中の自分の家 大工さんに差し入れをしていた 玄関周辺を思い出しました
物をついうっかりと?落すのも?危険な気がします 新しい床が へこんじゃうからです
息を顰めて 緊張感いっぱいでしょうね ひしひしと伝わりました
すみれさんへ
そうなんです!
ペンキに限らず、壁や床も、最後の最後で私達が壊しちゃったら大変なので気をつかって、忍者みたいに歩くんですよ。
おかげで、すり足、つま先立ちは得意です!