北海道・札幌発・だべさ通信5

しらぬかまるごと体験マルシェでアイヌ刺繍の体験したっしょ

白糠町(しらぬかちょう)は、道東の太平洋側にある町。
私は、通り過ぎたことしかないんだけれど、ちょうど札幌市内で『しらぬかまるごと体験マルシェ』っていう催しがあったので、立ち寄ってみました。

 

 

 

チーズやお酒など北海道ならではの海産物などが並んでるその隅で、小さな布にアイヌの刺繍を縫っている女性がいます。

独特の模様が美しいね、思わず覗き込んでしまいました。

 

 

「一緒にやりませんか?」
え、いえいえ、私は見ているだけで・・・
「体験コーナーですからどうぞどうぞ、ここに座って下さい」
こう見えても私、細かな作業はものすご〜くヘタくそなんでございます。

 

 

小さな布にはちゃんと線が書いてあります。
「この通りにチェーンステッチをすればいいんですよ」
小さな布は、コースターになるようです。

 

 

「アイヌ刺繍は、縫い始めと縫い終わりには必ずこのように止めるんです」
先生がお手本を見せてくれました。
それは、刺繍の端は、必ず長い十字を作ること。
「これは、魔除けの意味なんですよ」
そうなんですか・・・・

 

縫い始めは先生がお手本を見せてくれたけど、ここからは自分でやらねば・・・・
そうは言ってもねえ、刺繍なんていったい何十年ぶりだべか。
あ、曲がった・・あ、大きさが違う・・・今度はミミズみたいになったべさ。
まいったなあ・・・

糸がなくなったもんで、針に新しい糸を通すことに・・・・・通らない!極度の老眼!!
見かねた先生が、「糸通しをどうぞ」って差し出してくださる始末・・・縫う前にそっからかい!

 

そうこうしている間にも、となりの奥様は美しくできあがり!
”わあ〜、すてきですね!”
「いえいえ・・曲がっちゃって・・・でも嬉しい〜」奥様は美しく出来上がったコースターをバッグに入れて席を立ちました。
まもなく、あとから来た奥様もできあがり。
私は結局、ここまで縫うのに1時間かかったのであった!
なんちゅう不器用さ。これじゃあ指導して下さる先生も困っちゃったべね。
で、でも、貴重な体験をさせて頂きました。
ありがとうございました。

札幌の南区にあるアイヌ文化交流センターに行ったとき、アイヌの人達の洋服に、白老や日高など、地域によって異なるという話を聞いた事がありました。
私が今回教えて頂いた刺繍の地域は白糠ですから、道東地方という事になります。
さっそく、以前のブログをみてみましたら、似てる!!
道東の地域に住むアイヌの人達の文様でした。

アイヌ文化交流センターに行ったこと

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