ちょびっと漏ってるコーヒーだべさ

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今日のコーヒーは、とってきのカップを使おう。
これこれ、ほら見て下さい、この形。私がコネコネしたんだよ。
葉っぱの箸置きは、少しの粘土でできました。
いやー　どっちが本物か、見分けがつきませんね～

 

このカップはね、形を作った時はズンドウの煙突みたいだったけど、先生が仕上げをして下さって、なんとまあ、芸術作品みたいになりました。
秋になったら温かいコーヒーを入れて、これで飲もうと決めていたのさ。

 

 

ん～、カップは色といい、形といい、いい味だしてるね～。
ん～、京極の水だと思うせいか、コーヒーもさらに美味しく感じるね～。
ん～？　カップの下がなんだかちょっと湿っぽいよ。
拭いても拭いても、なーんか底が湿ってくる。
もしかして・・・もってんの？（漏れてるの？）

 

 

ガガ～～ン
底が薄かったのかな、それとも角の曲がりあんばいがうまくいかなかったのかな。
なして・・・なしてこうなるの・・
底からいい味出してどうすんのさね。
結局、一日限りのコーヒーカップになってしまいました。
明日から、君の役目は鉛筆立てになる事よ。
ちょびっと悲しい秋だべさ。