みんな　同じだったのね

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学友の景子と直子に会ったのは久しぶり。札幌中心部のレストランで、おしゃべりに花を咲かせました。
（景子）「じゃあまたね。地下街に降りてから別れるか」
（直子）「そうだねそうだね」
（私）「私は、札幌駅までの新しい地下通路を歩いちゃうもんね〜」

 

 

（景子）「あら私、まだそこ歩いた事ないわ」
（直子）「え、私は一度あるわよ」
（私）「おーほっほっほ。私は二度も歩いてるもんね〜」
中心部には、めったに来ないおばちゃん達の会話です。

 

 

景子は地下鉄東豊線、直子は地下鉄東西線、私は地下鉄南北線の大通り駅からJR札幌駅で乗り換えなんだけど、このたびなんと、その間に地下通路が完成！10分も歩けば札幌駅まで行けるので、そこを通る事にしました。

 

 

さて、階段を降りている間もおしゃべりが止まらない三人だったのに、最後の一段を降りて、大勢の人たちが行き交う地下街に出たとたん、おしゃべりが止まりました。
「え〜と、あっちはどっち？・・・・」「駅はこっち？・・・・」「え〜と通路はどっち・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・・・・・・」
「あ〜こっちこっち」「あ〜私はこっちよ」「あ、あ〜そうそう通路はこっちだったわね〜」
なんだかホっとしちゃったわ。全員、方向オンチで一緒だね。